これは斬新!テーマがユニークなアンソロジー小説特集(1)各人ごとのテーマで描かれた最恐の怪談
「七人怪談 第二夜」三津田信三編著
多彩な作家陣の作品が楽しめるアンソロジー小説。ミステリーや恋愛などジャンルはさまざまだが、今回は一風変わったテーマの作品をご紹介。1行目の書き出しのみを統一したアンソロジー、作家ごとにテーマを変えたホラー小説、小説とエッセーと漫画を詰め込んだ食にまつわる作品集など、短編ながら読後の満足感が抜群の4冊だ。
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「七人怪談 第二夜」三津田信三編著
元編集者でホラー作家の編者が、7人の作家に執筆を依頼。伝えたのは、それぞれにふさわしいテーマと、「自分が最も怖いと思う怪談を書いてください」という注文だけだ。
取材に基づく怪談実話の著作を多数持つ川奈まり子氏のテーマは、もちろん“実話系怪談”。これを受けて執筆されたのが、憑依に関する物語だ。
時代は平成に入っていたが、かつて備前と呼ばれていたこの界隈では超自然的な存在が信じられていた。そして、中学2年生の多津子の家は、3代に1人の割合で神がかりの女が生まれるとされ、畏怖されていた。多津子は“守護霊さん”と呼ばれる交霊術を得意としていたが、あるとき人柱として龍神に捧げられたというおきた姫を呼び出してしまい……。
白井智之氏による「鬼畜系怪談」、立原透耶氏による「中華系怪談」など、奥深い怪談の世界に引きずり込まれる戦慄のアンソロジー。 (KADOKAWA 2310円)


















