塩水港製糖・久野修慈会長<5>大洋漁業社長に辞任を迫った

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 1960年代半ばの大洋漁業ではさまざまな問題が噴出していた。赤字を垂れ流し続ける子会社やお荷物球団・大洋ホエールズ。さらには創業一族の内紛。創業者・中部幾次郎の次男・謙吉社長一派と三男・利三郎副社長一派の対立が激化していた。そんな中、同社の粉飾決算が明るみになる。66年のことだった。

「メインバンクの日本興業銀行の介入を招いただけでなく、社内にも不穏な空気が漂うようになった。それまで御用組合と思われていた労働組合がいきなり先鋭化したんです」と久野氏は振り返る。

 労組が打ち出した戦術は洋上ストライキ。大洋漁業は当時、ベーリング海で母船式のサケマス漁を行っていた。約100隻の漁船が取ってきた魚を母船で缶詰にする。それを次々に運搬船で運び出すのだが、その船の乗組員らがストライキに踏み切ったのである。その結果、母船が満杯状態になり、次の作業に取りかかれなくなってしまった。

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