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黒岩泰株式アナリスト

山一証券、フィスコなどを経て、2009年4月に独立。独自理論である「窓・壁・軸理論」をもとに投資家に、株式・先物・オプションの助言を行う。著書に「究極のテクニカル分析」「黒岩流~窓・壁・軸理論」など。

世の中は不条理だらけ…経済指標は良好なのに株価が下がるのはナゼ?

公開日: 更新日:

「まる子、ずる~い。私にもお小遣いちょうだ~い!」

 お姉ちゃんが友蔵に向かって訴える。

「お姉ちゃんは、まだ、お年玉が残っているから大丈夫じゃろ。でも、まる子は全部使っちゃったんで、少しあげたんじゃよ」

 世の中は何かと不条理だ。お金を使わなかったお姉ちゃんはもらえなくて、使い切ったまる子がもらえる。倹約家が損をし、浪費家が得をする。何かヘンな話である。

 こういった理屈に合わないことが、「経済の世界」でもよくある。その典型的な例が、経済指標と株価の関係だ。

「アメリカがくしゃみをすれば日本が風邪をひく」

 昔、よくいわれた話だが、そういった関係は今でも存在している。アメリカ株が上昇すると、翌日の日本株は上昇し、アメリカ株が下落すると、日本株は下落する。ともにハイテク企業が相場の主役となっており、連想が働きやすいからだ。

 でも、米国の経済指標が良いと、ちょっと変なことが起こる。普通、経済指標が良いと株価が上昇する、と思われがちだが、実際にはそうではない。良好な経済指標は金利が高止まりし、企業の業績に悪影響を及ぼす。そうやって米国株が下がってしまうからだ。

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