ビートルズ
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「ビートルズとはつまるところコーラスグループである」が証明できる2曲
■『テル・ミー・ホワイ』 今回は、映画『ハード・デイズ・ナイト』の中に演奏シーンがある2曲を。 ファーストアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』に私の好きな『アスク・ミー・ホワイ』という曲があった。両方ともジョンの曲で、...
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『エニイ・タイム・アット・オール』1964年のジョンのギターを聴くだけで元気が出る
■『エニイ・タイム・アット・オール』 今回は映画未使用曲が並ぶLPのB面に収録された、ジョン作の2曲を。 ジョンによる独創性あふれたポップナンバーという意味で、アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』における私のフェイバリッ...
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元「東京ビートルズのドラマー」の警備員は捜査終了に
さて、先週、先々週の2度にわたって「東京ビートルズのドラマー」に関するネタを書いた。 あらためて説明しておくと、東京ビートルズとは、1964年、人気が出始めた頃のビートルズの楽曲に日本語の歌詞を付けて活動した日本で最初期のビ...
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『恋する二人』→『恋におちたら』仮定法タイトルの曲順が意味的に逆だろうと思う
■『恋する二人』 アルバム『ハード・デイズ・ナイト』の2曲目。 今回は英文法のお話。みなさん「仮定法」って覚えてます? 「アイ・シュッド・ハヴ・ノウン・ベター」という長い原題は、仮定法過去完了らしいですよ。私もさっき調...
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『アンド・アイ・ラヴ・ハー』間奏に向かう、まさにその瞬間がもっとも耳を引く
■『アンド・アイ・ラヴ・ハー』 ソングライターとして確実に成長しているポールを感じさせる一曲。 まずはコード進行が新しい。ビートルズ後期には、複雑怪奇なコード進行を使いながら、それでもポップな名曲に仕立て上げる魔法を会...
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元「東京ビートルズのドラマー」の警備員、また現る
続報である。まずは先週、本連載「村上龍と『東京ビートルズのドラマー』がセッションした日」という記事で紹介した衝撃的なエピソードを再掲。出典は『ジョン・レノン ALL THAT JOHN LENNON』(中央公論社)という本に寄せた村...
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『キャント・バイ・ミー・ラヴ』まだまだポールのジャンプの高さが物足りない
■『キャント・バイ・ミー・ラヴ』 アルバム『ハード・デイズ・ナイト』発売前にシングルカットされていて、アメリカですでに大ヒットしていた曲。 有名なのは、1964年4月4日のアメリカビルボードのチャート。第1位がこの曲で...
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『ハード・デイズ・ナイト』関係良好ジョンとポールの青春群像劇ぶりがいい
語りたいことが多すぎる曲。つまりは名曲。なので今回は箇条書きでガンガン書く。 ▼曲の前に『ハード・デイズ・ナイト』のアルバムジャケットについて。コロナ禍でリモートワークが定着し出した頃、参加者が並ぶZoomの画面を見て、このジ...
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「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」本当に動く4人がやって来た!
1964年7月にイギリスで発売された、同名映画のサウンドトラック。原題は『ア・ハード・デイズ・ナイト』(A Hard Day's Night)。邦題というか、今の日本でのタイトルは、アルバムも映画も『ハード・デイズ・ナイト』(「A=...
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『突然ガバチョ!』のテーマ曲は手拍子付き『ハード・デイズ・ナイト』
1982年から1985年、ちょうど私の高校時代にぴったり合わせるように、大阪毎日放送(MBS)テレビで放送されていた人気番組がある。火曜22時からの『突然ガバチョ!』だ。通称「突ガバ」。 「懐かしい!」と思うのは(当時の)関西...
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1960年代をもっとも謳歌し世界に君臨していった
ビートルズとローリング・ストーンズ。言うまでもなくロック史を代表する2大バンドである。 『アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン』(1963年)の項に書いたように、ストーンズのミック・ジャガーとキース・リチャーズは、ジョンとポールに触...
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『アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン』目の前で曲を仕上げミックとキースを触発させた
■『アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン』 かつて「彼氏になりたい」という邦題が付いていた。 天下のローリング・ストーンズとの競作で、世に出たのはストーンズ版のほうが先。 なのでビートルズ版は、厳密に言えばセルフカバ...
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本物の『レット・イット・ビー』を使った映画『悪霊島』のCM
ビートルズの曲が流れるCMを、何本も見た記憶がある。しかし、本物ビートルズの音源を使ったCMは、実はかなり少ない。 本紙連載「スージー鈴木のゼロからぜんぶ聴くビートルズ」の『プリーズ・プリーズ・ミー』(63年)の項で、同曲が...
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『ティル・ゼア・ウォズ・ユー』進境の著しさを感じるジョージのギターソロ
■『ティル・ゼア・ウォズ・ユー』 この時期のビートルズはロックンロールバンドで、加えてモータウンに代表される黒人音楽のカバーバンドでもあったのだが、そんな中、こういうミュージカル音楽もカバーすることで、バンドとしての深みを増し...
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『プリーズ・ミスター・ポストマン』60年代を席巻するモータウン・サウンドへの返答
■『プリーズ・ミスター・ポストマン』 この連載、アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』に入ってから、同じような話ばかりしているが、ここでもやはり、ジョンのボーカルがとにかくいい。 カバー曲で、オリジナルはマーヴェレッツとい...
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村上龍と「東京ビートルズのドラマー」がセッションした日
──1981年刊行の『ジョン・レノン』(中央公論社)という本に村上龍が寄せていたエピソード。彼がバイト先のロック好きガードマンから「ジョン・レノンはまっしろだ」と言われたという話が忘れられない。 本紙連載「スージー鈴木のゼロか...
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『ナット・ア・セカンド・タイム』聴きどころは微妙なズレを含んだジョンの1人ユニゾン
■『ホールド・ミー・タイト』 シャネルズ『街角トワイライト』(1981年)の歌い出しが「♪ホールド・ミー・タイト」。ほぼ同時期にこの曲を聴いて「タイト」が「きつい」という意味だと知った。 そしてほぼ10年後に会社員とな...
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『オール・アイヴ・ゴット・トゥ・ドゥ』「黒と白」を超越したハスキーな甘い声の普遍性
■『イット・ウォント・ビー・ロング』 あらためてこの曲を聴いて痛感した。「こんなにええ曲やったんか!」と。 まずは歌い出しの歌詞。実に気が利いている。 「♪イット・ウォント・ビー・ロング・イエイ」(そんなの長くね...
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『ア・デイ・イン・ザ・ライフ』イントロのギター物まね
日刊ゲンダイ本紙での連載『スージー鈴木のゼロからぜんぶ聴くビートルズ』では、まだたどり着いていませんが、個人的にビートルズの最高傑作は、アルバム『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』の最後を飾る『ア・デイ・イン...
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『マネー』ジョンのメロ変えシャウトに何度聞いてもゾクゾク
■『マネー』 原稿を書くために、試聴リンクからこの曲を聴いて、驚くのだ。「めっちゃ音ええやん!」。 前々回、アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』の印象として、「音がガチャガチャしている」と書いたが、それは多分に、80年代...
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『オール・マイ・ラヴィング』日本人好みの超ド級のポップかつ胸キュンソング
■『オール・マイ・ラヴィング』 アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』の発売の前に『フロム・ミー・トゥ・ユー』『シー・ラヴズ・ユー』(ともに1963年)という強力シングルが発売されたこともあったからか、『ウィズ~』からはイギリス、...
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【Jポップの中のビートルズ①】オフコース『I LOVE YOU』
マニアに向けたマニアックな話ばかりも恐縮なので、ウェブ連載「もっとゼロからぜんぶ聴くビートルズ」の中に、新シリーズ「Jポップの中のビートルズ」を立ち上げて、ビートルズが歌われた/引用された邦楽を紹介していきたいと思います。 ...
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ジャケットの顔面面積とリンクするジョン・レノン色の強さ
これまで紹介してきたアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』は、イギリスで売れに売れることとなる。 ヒットチャート(メロディーメーカー)で1963年5月に1位となり、そこから何と30週も1位に居座り続ける。 要するに、7...
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たった1日マラソンセッションの「ボーカリスト見本市」
■『ベイビー・イッツ・ユー』 今回はアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』の残り4曲を一気に。テーマは「ボーカリスト見本市」。 まずはジョン。作曲は、映画『明日に向って撃て!』の主題歌=B・J・トーマス『雨にぬれても』で...
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日本発売盤『ウィズ・ザ・ビートルズ』LPの「太帯」を愛でる
やっぱ太帯でしょう。 ビートルズが来日した1966年生まれ世代が手にしたLPは、この太い太い帯が付いたバージョンだった。 調べてみると76年にリリースされたもののようで、つまりは来日10周年、今から50年前という時期...
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『ミズリー』“5人目”のメンバーが施したキラキラ音質
■『ミズリー』 アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』の2曲目。タイトルはビートルズを聴き始めてから覚えた単語。前回紹介した『アスク・ミー・ホワイ』にも出てきて、当時一体どんな意味かと思ったのだ。アメリカ「ミズーリ州」なども想像...
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『アスク・ミー・ホワイ』「イングランドの森」に迷い込むような寂しさ
■『アスク・ミー・ホワイ』 これもアルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』収録曲ながら、アルバムに先んじて、1963年1月、シングル『プリーズ・プリーズ・ミー』のB面としてリリースされた曲。 私をビートルズ沼に突き落とした...
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『All I've Got To Do』のイントロの変なコードの弾き方が判明
ビートルズは変なコード、変な響きをよく使う音楽家だ。連載『スージー鈴木のゼロからぜんぶ聴くビートルズ』が始まって、あらためて彼らの楽曲を聴き込み、「あぁやっぱり変だわ」とあらためて驚いている。ちょっと呆れている。 今回は『オ...
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『ラヴ・ミー・ドゥ』は「はじめの一歩」からしてブルージーだった
■『ラヴ・ミー・ドゥ』 ザ・ビートルズの記念すべきデビュー曲。1962年10月5日にイギリスで発売。日本では阪神と東映の日本シリーズが始まる寸前の頃。『プリーズ・プリーズ・ミー』もそうだったが、この曲の「顔」も、イントロのハー...
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『プリーズ・プリーズ・ミー』童謡みたいなメロディーすらロックンロールに
■『プリーズ・プリーズ・ミー』 「僕はいま、そのときのレコード・ジャケットをみながらこれを書いている。もうだいぶくたびれてはいるけれど、やはり圧倒的に懐かしい」 手元にある、この曲の日本での再発シングル盤のライナーからの...
