満身創痍の横綱照ノ富士が3月場所出場明言も…元横綱・白鵬の醜聞を吹き飛ばせるか

公開日: 更新日:

 完走してくれ──が相撲協会の本音だとか。

 6日、横綱照ノ富士(32)が3月場所(10日初日)の出場を明言。

 報道陣に出場の可否を問われ、

「出るに決まってる」

 と答えた。

 照ノ富士は先場所を13勝2敗で優勝したものの、最近は休場が目立つ。昨年は年6場所中4場所を全休し、皆勤は5月場所のみだった。

 周囲が「今回は本当に出るのか?」と半信半疑になるのも無理はなく、照ノ富士が「出る」ではなく「出るに決まってる」と口をとがらせたのも、最初から休むと思われるのがシャクだったのだろう。

 今場所前は、宮城野部屋で不祥事が発覚し、世間を騒がせた。北青鵬が弟弟子に暴力を振るい、師匠の宮城野親方(元横綱白鵬)もそれを知りながら放置。協会に報告すらせず、隠蔽工作まで図っていたとして、2階級降格などの厳罰処分を食らった。

 ただでさえ、大相撲は暴力などの不祥事が頻発。相撲部屋を統制できない協会も、批判のヤリ玉に挙げられている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝