横綱照ノ富士の恐るべき「2度目のモデルチェンジ」 剛腕で琴ノ若下し優勝戦線トップタイ

公開日: 更新日:

 剛腕炸裂──である。

 横綱照ノ富士(32)が結びの一番で関脇・琴ノ若を撃破。これで1敗力士は不在となり、照ノ富士、大関霧島、琴ノ若の3人が2敗。3敗の大関豊昇龍が彼らを追う形となった。

 この日は立ち合いで差しに来た琴ノ若の右手を脇に抱えると、引っ張り込んでから盤石の体勢をつくり、寄り切った。今場所の照ノ富士はとにかく、相手の腕を抱えるケースが多い。

 ある親方は「2度目のモデルチェンジですね」と、こう続ける。

「昔の照ノ富士は怪力に任せて相手の肩口からまわしを掴む、強引な相撲が多かった。それでヒザを壊したようなものです。しかし、ケガと病気で大関から陥落。序二段にまで落ちてからは、立ち合いで素早く左上手を取り、右を差す相撲を身に付け、一気に横綱まで昇進した」

 しかし、古傷のヒザこそ手術で悪化を食い止めたものの、その後は腰の状態が悪化。先場所も「腰椎椎間板性腰痛」で休場し、冬巡業も丸々休んでリハビリと調整に費やした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    長嶋一茂は“バカ息子落書き騒動”を自虐ネタに解禁も…江角マキコはいま何を? 第一線復帰は?

  2. 2

    巨人vs阪神またもドラフト場外戦勃発!1巡目指名8年で5回モロかぶり…中日とヤクルトも参戦か

  3. 3

    叱責、鉄拳、罰金…試練の日々で星野監督よりも「怖かった人」

  4. 4

    高市早苗氏は総裁選“決選投票”にも残らない? 完全裏目の「鹿スピーチ」でまさかの大失速

  5. 5

    崖っぷち渋野日向子に「日本人キャディーと縁を切れ」の声…外国人起用にこれだけのメリット

  1. 6

    「時代に挑んだ男」加納典明(46)“吉永小百合論”、「偏見に満ちているかもしれない。でも、それでいい」

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  3. 8

    「サナエノミクス」が苦しい家計に追い打ち! 物価高ガン無視で“利上げ牽制→インフレ加速”のトンチンカン

  4. 9

    巨人・岡本和真がビビる「やっぱりあと1年待ってくれ」…最終盤に調子を上げてきたワケ

  5. 10

    新庄監督の去就は“白紙”と強調…日本ハム井川伸久オーナー意味深発言の真意