宮田律
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宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

沢尻エリカ逮捕…対テロ戦争が招いた日本の深刻な薬物汚染

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 現在、アフガニスタンではやるようになったのは、「タブレット(錠剤)K」と現地で呼ばれる合成麻薬だ。ケシ材料のヘロインに複数の化学材料を混ぜれば、覚醒剤などの合成麻薬になる。アフガニスタンで製造されたヘロインが周辺の中央アジア諸国、パキスタンに流出して、合成麻薬となりアフガニスタンに逆流したり、また「世界市場」に流れたりしている。「タブレットK」はアフガニスタンの一部の若者たちの間では、ハッシシやアヘンより人気があり、薬局の店頭にも現われ、急速にアフガン社会に出回るようになり、国連やアフガニスタン内務省なども危機感を口にするようになった。

 2018年4月3日放送のNHK「クローズアップ現代:急増!覚醒剤密輸 国際組織が日本を狙う」では日本への密輸事件で検挙された人物たちの国籍は多国籍化して、最新5年間のデータでは世界57カ国にも及んでいた。すでに、いろいろな経路でアフガニスタンの麻薬は日本にも運ばれてきているのかもしれない。

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