宇野昌磨の引退で「競技廃れてショー栄える」とフィギュア関係者が嘆き節…ファン離れ深刻懸念

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 日本男子初の世界選手権連覇を果たした宇野昌磨(26)が引退を表明したことで、フィギュアスケート界はまたひとり、全国区のスター選手を失うことになった。

「2017年に浅田真央(33)、22年に羽生結弦(29)が競技を退いて以降、国内でのフィギュアはテレビ視聴率も日本連盟の収入もガタ落ちの状態が続いています。羽生の後の男子の顔だった宇野の引退で、連盟もファン離れを懸念しています」(関係者)

 先細る競技を尻目に、アイスショーは活況を呈している。昨年2月には羽生が東京ドームでの単独公演を成功させた。1日の興行収入は20億円に達したと言われ、浅田が一昨年の9月から昨年の7月にかけて全国23か所で行ったアイスショーもチケットは軒並み完売。今年6月に開催予定の公演も、すでにチケットの一般販売が終了するという人気ぶりだ。

 宇野もプロスケーターとしてアイスショーへ進出、7月から地元の名古屋などで行われる公演では、交際中の元日本代表スケーター本田真凜との競演に期待が集まっている。

「競技が廃れて、ショーが栄える」と連盟関係者が嘆くのも、むべなるかな、である。

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