バドミントン混合ダブルス「ワタガシペア」金メダル獲得に必要なミリ単位のリターン

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 バドミントン混合ダブルスのパリ五輪代表の渡辺勇大(27)、東野有紗(27)が10日、都内で行われた所属先BIPROGYでの練習を公開。渡辺は練習の冒頭、ペアを組む東野とは別メニューでリターンの練習を繰り返すなど、7月下旬に開幕する五輪本番に向けて約2時間、精力的に汗を流した。

 2021年東京大会で銅メダルを獲得し、混合ダブルスでは日本勢初の表彰台に立った渡辺、東野ペアの最新世界ランキングは3位。現状1、2位を独占する中国勢の後塵を拝している。中でも同1位の鄭思維・黄雅瓊組には22年世界選手権(東京)で0-2のストレート負けを喫するなど決して相性は良くないだけに、金メダルを狙う日本ペアにとっては大きな壁となる。

 中国勢対策も含め、五輪に向けた課題について、渡辺は「一つ一つのプレーの精度を上げていきたい。負けた試合では戦術よりも細かいミスが響いていることが多い。1個のミスが響いてくるので、そこはしっかりとやっていきたい」と説明した。

 リオ五輪男子ダブルス代表でBIPROGYの早川賢一監督によれば、渡辺は東京五輪の時に比べてネットギリギリに落とすショートリターンが格段にレベルアップ。中国勢にも近付きつつあり、ショートリターンを使って相手のプレーを乱れさせることから、東野との連携も向上。プレーや戦術の幅も広がったという。

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