著者のコラム一覧
宮田律現代イスラム研究センター理事長

1955年、山梨県甲府市生まれ。83年、慶應義塾大学大学院文学研究科史学専攻修了。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院修士課程修了。専門は現代イスラム政治、イラン政治史。「イラン~世界の火薬庫」(光文社新書)、「物語 イランの歴史」(中公新書)、「イラン革命防衛隊」(武田ランダムハウスジャパン)などの著書がある。近著に「黒い同盟 米国、サウジアラビア、イスラエル: 「反イラン枢軸」の暗部」(平凡社新書)。

日本赤軍事件を糾弾した欧米がIS戦闘員の帰還を拒む矛盾

公開日: 更新日:
「新天地」を求め、イスラム国へ志願する若者が絶えず渡航した(トルコ・シリア国境付近で撮影された過激派「イスラム国」の旗と戦闘員=奥、2014年)/(C)ロイター=共同

 1977年9月28日、パリ・シャルル・ド・ゴール国際航空発の日本航空472便は、カラチ(パキスタン)、ムンバイ(インド)、バンコク(タイ)を経由して羽田に向かっていた。ムンバイを離陸した直後に日本赤軍にハイジャックされ、バングラデシュ・ダッカの空港に強制着陸させられた。日本赤軍… 

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