無念のシーズン終了…涙をのんだマ軍・岩隈、ロ軍・青木

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 レギュラーシーズン最終戦までもつれたア・リーグのワイルドカード(WC)、地区優勝争いは、いずれも日本人選手が涙をのんだ。

 まずは岩隈久志(33)のマリナーズ。エンゼルス相手に快勝したが、WC2位を争うアスレチックスがレンジャーズを下したため、マリナーズのレギュラーシーズン敗退が決まった。今季自己最多の15勝(9敗)をマークした岩隈はメジャー3年目にして初のポストシーズン出場はならなかった。

 一方、すでにポストシーズン進出を決めている青木宣親(32)のロイヤルズはホワイトソックスを6-4で下したが、1ゲーム差で首位のタイガースがツインズに勝利。ロイヤルズの29年ぶりの地区優勝はならなかった。ロイヤルズは30日に地区シリーズ進出をかけてアスレチックスとWCゲーム(1試合制)で対戦する。ナ・リーグではカージナルスが中地区優勝を決めた。

 メジャーのポストシーズン進出争いは最後まで目が離せない。12年にWCでのプレーオフ出場が2チームに増えてからは混戦に拍車がかかった。13年のア・リーグのワイルドカードはレギュラーシーズンでは決まらず、レイズとレンジャーズによる1ゲームプレーオフまでもつれた(レイズが進出)。今季のア、ナ両リーグ中地区のように最終戦まで地区優勝が決まらないケースも珍しくはなく、当該チームには息の抜けない戦いを強いられる。

 これまでWCから勝ち上がったチームがワールドシリーズまで駒を進めるケースは少なくない。今季はいずれも地力のあるチームばかりだけに、ポストシーズンでもまだまだ波乱がありそうだ。

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