マーリンズがブルペン補強 “素行不良”のクローザー獲得へ
イチローを獲得したマーリンズが今度はブルペン補強に動くという。
8日(日本時間9日)、MLB公式サイトなど複数の米メディアは通算348セーブの右腕F・ロドリゲス(33=ブルワーズからFA)を獲得すると報じている。
マーリンズはFA市場の目玉投手の一人で通算114勝(90敗)のジェームズ・シールズ(33)に関心を寄せていたが、方向転換。昨年5月に右肘のトミー・ジョン手術を受けたエースのホセ・フェルナンデス(22)が6月にも復帰するメドが立ち、リリーフ陣の底上げを図るとみられる。
気迫あふれる投球で奪三振の山を築くことから「K・ロッド」の異名を持つロドリゲス。エンゼルス時代には3度(05、06、08年)、最多セーブのタイトルを獲得。一時はメジャーを代表するクローザーの一人に数えられたが、08年にメッツ移籍後は素行の悪さで話題を振りまいた。10年には試合中に起用法を巡って首脳陣と口論。観戦に訪れていた婚約者の父親を球場内で暴行して逮捕されるなど、メジャーを代表する問題児だった。一時は出場資格を失う制限リストに入り、11年以降は成績も低迷した。
昨季はブルワーズでリーグ3位の44セーブをマークして復活をアピールしたが、K・ロッドはマーリンズのポストシーズン進出に貢献できるか。