マーリンズがイチローの「3000安打」脅かす“万能選手”獲得へ
マーリンズ・イチロー(41)には手ごわいライバルとなりそうだ。
03年以来12年ぶりの世界一を目指すマーリンズが内外野とも守れるユーティリティーのアレン・クレイグ(30=レッドソックス)のトレードでの獲得に動いているという。レッドソックスの地元紙「ボストン・グローブ」(電子版)など、複数の米メディアが伝えている。
右翼が本職のクレイグは昨季途中まで在籍したカージナルスで計5ポジションをこなしたが、単なる守備の万能選手ではない。134試合に出場した13年には得点圏打率4割5分4厘(130打数59安打)をマークした勝負強い打者。4割5分4厘の得点圏打率は80年のロイヤルズ・ブレット(4割6分9厘)、97年のパドレス・グウィン(4割5分9厘)に次ぐ史上3位の記録だ。
昨季途中、レッドソックスに移籍。左足首のねん挫で、わずか29試合の出場(打率1割2分8厘)に終わったが、マーリンズは復活すれば戦力になると判断したのだろう。左ひざに不安を抱える一塁モースの控えや外野のバックアップとしての起用を検討している。