糖尿病患者の運転時の低血糖リスクは持続血糖測定器で軽減する

公開日: 更新日:

 糖尿病治療中の患者であれば誰でも起こす可能性があるのが低血糖だ。名古屋大学大学院の研究グループが、低血糖対策に関する研究結果を国際糖尿病連合の公式医学誌電子版に先月発表した。

 研究を行ったのは、糖尿病・内分泌内科学の有馬寛教授、尾上剛史病院講師ら。糖尿病治療で用いられる「持続血糖測定器(CGM)」が、インスリン治療を受けている糖尿病患者の運転時の低血糖リスクを軽減することを実証した。

 低血糖とは、血糖値が正常範囲以下にまで下がった状態のこと。血糖を下げる作用があるインスリンの分泌を促したり補ったりする治療(インスリン治療)を受けている糖尿病患者は日常的に低血糖になりやすい。

「血糖値が70㎎/デシリットルを下回ると、血糖値を上げるために交感神経が活性化され、動悸や発汗などの交感神経症状が出現します。さらに50㎎/デシリットルを下回ると、脳に届くべき糖が不足するため、集中力や意識レベルが低下するといった中枢神経症状が現れます。低血糖を何度か繰り返している人は、交感神経症状が出ないまま中枢神経症状に至ることがあり、これを無自覚性低血糖といいます」(有馬教授)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ前監督・吉井理人氏が佐々木朗希を語る「“返事もしなかった頃”から間違いなく成長しています」

  2. 2

    ロッテ前監督・吉井理人氏が大谷翔平を語る「アレを直せば、もっと良く、170kmくらい投げられる」

  3. 3

    矢沢永吉ライブは『永ちゃんコール』禁止で対策も…B'z『客の大熱唱』とも通じる“深刻な悩み”

  4. 4

    菊池風磨のカウコン演出に不満噴出 SNS解禁でSTARTO社の課題はタレントのメンタルケアに

  5. 5

    阿部監督のせい?巨人「マエケン取り失敗」の深層 その独善的な振舞いは筒抜けだった

  1. 6

    巨人ドラ1岡本和真 本塁打1本「小遣い1万円」に祖父母悲鳴

  2. 7

    「将軍 SHOGUN」シーズン2も撮影開始 2026年は柄本明、平岳大ら海外進出する日本人俳優に注目

  3. 8

    辰己涼介は楽天残留が濃厚 ソフトバンク東浜巨らFA行使“残り物”たちの気になる行方

  4. 9

    新大関・安青錦に追い風? 八角理事長が看破した横綱・大の里「左肩回復遅れ」

  5. 10

    ブルージェイズ岡本和真に「村上宗隆の2倍」の値段がついたカラクリ