名門復活へ 上原と田沢のRソックスがFA左腕と270億円合意
メジャーでまた大型契約が結ばれそうだ。
上原、田沢の所属するレッドソックスが今オフFA市場の目玉左腕であるデービッド・プライス(30=前ブルージェイズ)と7年総額2億1700万ドル(約266億5000万円)で合意に達したという。1日(日本時間2日)、レッドソックスの地元紙「ボストン・グローブ」(電子版)が伝えている。
年俸総額はドジャースの左腕クレイトン・カーショウが14年に交わした7年2億1500万ドル(約264億900万円)を抜いて投手では最高額。平均年俸3100万ドル(約38億円)はタイガースの主砲M・カブレラと並ぶ高給取りになる。複数の米メディアによれば、3年目の18年シーズン終了後にプライスが契約を破棄して再度、FAになる条項も盛り込まれるなど、超一流選手の待遇だ。
07年ドラフトの全体1巡目でレイズに入団したプライスは通算104勝56敗、防御率3.09。12年には20勝(5敗)をマークし、サイ・ヤング賞に選ばれた。18勝(5敗)を挙げた今季は7月末にタイガースからブルージェイズに移籍。新天地では9勝をマークする期待通りの働きを見せて22年ぶりの地区優勝に貢献した。
今オフのFA市場ではプライスの他に13年の最多勝右腕J・ジマーマン(前ナショナルズ)がタイガースと契約するなど大物投手が続々と決まりつつある。
岩隈、前田ら日本人投手の周囲も騒がしくなりそうだ。