野茂超えのデータも 今オフFA岩隈“ノーノー”の市場価値

公開日: 更新日:

 12日(日本時間13日)のオリオールズ戦で無安打無得点を達成したマリナーズ・岩隈久志(34)の市場価値が急騰しそうだ。

 今季は開幕早々、右僧帽筋を痛めて故障者リスト(DL)入りし、約3カ月間、戦列を離れた。4月は3試合で0勝1敗、防御率6・61と絶不調ながら、今季限りで契約が切れるため、トレード期限が終了する7月には他球団からのオファーが殺到した。親会社の米国任天堂の意向もあり、移籍は実現しなかったが、今オフのFA市場の目玉のひとりだ。

■市場価値は1000万ドルアップ

 今季年俸は700万ドル(約8億4000万円)。日本人投手では野茂英雄(96年、01年)以来2人目のノーヒッターとなった岩隈の年俸はどれぐらい跳ね上がるのか。

「今季前半の不調と故障を差し引いても大型契約を交わせるでしょう。7月に復帰してからは、8月2日のツインズ戦で8回3分の2まで無失点(勝敗なし)と好投するなど安定した投球を続けている。メジャー初完封を無安打無得点で飾り、完投能力をアピールした。今回のノーヒットノーランで市場価値は1000万ドル(約12億4000万円)はアップしたのではないか。3年総額5000万ドル(約62億2000万円)が相場。球団によっては4年総額6000万ドル(約74億6000万円)でオファーする可能性もあります」(スポーツライター・友成那智氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」