ロッテ4番パラデス解雇危機 キューバ人野手獲りで加速か

公開日: 更新日:

「使えそうな助っ人なら誰でも……」というのが、現場の心境だろう。

 11日はオリックスに負け、5位と低迷中のロッテ。そんなチームに浮上しているのが、キューバのロエル・サントス(29)取りだ。走りながら打つような打撃が特徴的な左打者で、WBCでは「1番・中堅」として、打率.318と活躍。すでにキューバの複数メディアがロッテ入りについて報じている。

 とはいえ、ロッテが欲しいのはオフにソフトバンクへ移籍したデスパイネに代わる大砲。俊足巧打のサントスではタイプが違うものの、そんなぜいたくを言える余裕はない。

 チーム打率が.201と12球団で最低。中でもひどいのが開幕から4番に座るパラデス(28)だ。15年にオリオールズで10本塁打を打った実績を引っ提げ、オフに年俸約1億3300万円で入団。しかし、この日は2安打したものの、打率.182。打点、本塁打ともにゼロの上、33打数で13三振とからっきしなのだ。

「開幕カードのソフトバンク戦では1本ずつ、計3安打したが、同時に低めに落ちるボールに苦しんだ。そこを他球団にも突かれ、低めなら何でも振る扇風機となってしまった。それも思い切りのいいフルスイングではなく、どこかへっぴり腰。すっかりバッティングを崩している」(他球団スコアラー)

 サントスと入れ替えでクビまでありそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異