「不動産で知る日本のこれから」牧野知弘著

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 不動産は、社会の重要なインフラとして機能し、時代の動きを映す鏡の役割も果たしてきた。現代人は、戸建て住宅からマンションなどの共同住宅を志向するようになり、郊外へ広がっていた人口も都市部に収束をはじめている。

 ビジネス街には超高層ビルが林立する一方で、コワーキング施設などシェアリングの動きも見られる。人口が減少に転じ、これまでの成功の方程式が通用しなくなった今、日本の不動産の現状と、今後の展開を解説した経済テキスト。

 人気のタワーマンションの意外な盲点、老朽化マンション問題、シャッター通り商店街の再生が難しい理由、そしてこれからの世代の家の選び方など。住居の購入や不動産ビジネスを希望する人必読。

(祥伝社 860円+税)

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