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村山治ジャーナリスト

1950年、徳島県生まれ。1973年に早稲田大学政治経済学部を卒業し毎日新聞社入社。1989年の新聞協会賞を受賞した連載企画「政治家とカネ」取材班。1991年に朝日新聞社入社。東京社会部記者として金丸事件、ゼネコン汚職事件、大蔵省接待汚職事件などの大型経済事件報道に携わる。2017年からフリー。著書に『特捜検察vs.金融権力』(朝日新聞社)、『検察 破綻した捜査モデル』(新潮新書)、『安倍・菅政権vs.検察庁 暗闘のクロニクル』(文藝春秋)『工藤會事件』(新潮社)など。最新刊は『自民党と裏金 捜査秘話』(日刊現代/講談社)

【東京佐川急便事件】異聞(252)あらためて不起訴処分を決めた特捜部にハプニング

公開日: 更新日:
五十嵐紀男元特捜部長(C)共同通信社

 特捜部は1992年1月29日、検審の不起訴不当議決を受けた再捜査の結果、金丸信、元秘書の生原正久と氏名不詳の旧竹下派代議士ら六十数人らの政治資金規正法の量的制限違反容疑について改めて嫌疑不十分で不起訴処分とした。 

 検察審査会が「金丸の政治団体の収支報告書に5億円の記載… 

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