岸田首相の起死回生策? 国会閉幕後に囁かれる「オールスター内閣改造」は成功するのか

公開日: 更新日:

 3つの衆院補選に大敗したことで、さすがに岸田首相は6月末の「衆院解散」を断念した、という解説が一斉に流れている。代わりに浮上しているのが、国会閉会後の「内閣改造」説だ。

 局面打開を狙って、大規模な人事を断行するのではないかとみられている。

「総理の権限は“解散権”と“人事権”の2つ。解散権を封じられたら、使えるのは人事権だけです。内閣改造が控えていれば、総理の求心力も高まります。というか、支持率をアップさせるには、もう内閣改造くらいしか残っていない。こうなったら、国民人気の高い議員を揃える“オールスター内閣”を誕生させるしかないでしょう」(官邸事情通)

 しかし、内閣改造はもろ刃の剣だ。組閣後、新大臣にスキャンダルが発覚したら、もう一段、支持率が下落する恐れがある。実際、昨年秋には「政務三役」3人が次々にスキャンダル辞任し、内閣支持率を下落させている。さらに“死に体”内閣への入閣を拒否する議員が出てきてもおかしくない。入閣を断られたと分かったら、レームダックの色が強まり、内閣への打撃は大きい。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がもしFA3連敗ならクビが飛ぶのは誰? 赤っ恥かかされた山口オーナーと阿部監督の怒りの矛先

  2. 2

    大山悠輔が“巨人を蹴った”本当の理由…東京で新居探し説、阪神に抱くトラウマ、条件格差があっても残留のまさか

  3. 3

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 4

    大山悠輔に続き石川柊太にも逃げられ…巨人がFA市場で嫌われる「まさかの理由」をFA当事者が明かす

  5. 5

    織田裕二がフジテレビと決別の衝撃…「踊る大捜査線」続編に出演せず、柳葉敏郎が単独主演

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    ヤクルト村上宗隆と巨人岡本和真 メジャーはどちらを高く評価する? 識者、米スカウトが占う「リアルな数字」

  3. 8

    どうなる?「トリガー条項」…ガソリン補助金で6兆円も投じながら5000億円の税収減に難色の意味不明

  4. 9

    「天皇になられる方。誰かが注意しないと…」の声も出る悠仁さまの近況

  5. 10

    タイでマッサージ施術後の死亡者が相次ぐ…日本の整体やカイロプラクティック、リラクゼーションは大丈夫か?