注目の保守派論客 古谷経衡氏に直撃インタビュー<下>

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 ――最近の世の中はヘイトスピーチや、受動喫煙防止対策を理由にした行き過ぎた喫煙規制強化など不寛容さが目に付きます。

 たばこ迫害はまさに象徴的ですね。タイなど海外ではパッケージに病変部のカラー写真を載せ、販売も規制していますが、みんな平気で吸っていますよ。日本はというと、喫煙の規制がどんどん強化され、吸っているだけでキツい目で見られる。そのうえ、さらなる規制を加えようとしています。やり過ぎですよ。

 ――異質なものを排除しようという動きですね。

 社会が潔癖を求め過ぎています。僕は「潔癖の代償」という言葉を使うのですが、潔癖社会が何をもたらすのか、よく考えたほうがいい。今のたばこ迫害はナチズムにつながるところがあります。ヒトラーは潔癖の象徴としてアーリア人をあがめ、ユダヤ人を迫害し、共産党を非合法化した。その一方で有機農法にこだわった。ドイツの土を化学物質で汚染させないためです。アーリア人の潔癖性を守る、ドイツの土を潔癖にするという思想が全体主義に突き進む結果となった。無臭・無菌に走り、たばこを迫害する日本社会の動きは、根っこのところでナチズムにつながるところがあります。

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