セキセイ西川雅夫会長<2>目の前にあるヒントに気づくか

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 大阪の文具メーカー「セキセイ」は、1932年、現会長の西川雅夫の父、西川誠一郎が創業した。最初は文具問屋だったが、戦後、文具メーカーに転身、社名もセキセイ文具として新たなスタートを切った。

 社名のセキセイは、セキセイインコに由来する。戦後、多くの家庭で小鳥を飼っていて、セキセイインコは誰もが可愛がる存在だった。さらに、つがいの仲がいいことでも知られており、家庭平和の象徴でもあったことからこの名をつけた。

 当初の主力商品はペン軸だったが、その後、ボールペンが普及すると同時にペン軸は斜陽産業となる。そこでバインダーの製造・販売に移行すると同時にスチール机・椅子の販売にも力を入れた。48年生まれの西川は、当時はまだ少年だったが、主力商品の衰退と事業の転換は深く心に刻み込まれた。

「どんな事業であっても、いつダメになるかわからない。その時どうするか、常に考えるようになった」

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