セブン-イレブンが5月から消費期限迫った食品を「値引き」 タイミングは本部が通知

公開日: 更新日:

 セブン-イレブン・ジャパンは5月から、消費期限が迫った食品の値引きを本部が推奨する形で実施する。対象はおにぎりやサンドイッチ、弁当など約300品。販売期限をシステムで店に通知する。値引きを行うか否かはこれまで各加盟店の判断に任せていたが、実施は一部に限られていた。

 ネットなどでは「食品ロスの観点から良いこと」と評価する意見がある一方、「スーパーではこうした値引き販売は以前から普通に行われてきた。ようやく『当たり前』になっただけ」という冷めた声も少なくない。

 かつて消費期限を過ぎた食品の廃棄はセブン加盟店が一方的に損失を被っていた。本部は値引きより廃棄の方が利益が上がるため、値引きを認めていなかったのだ。そうした状況が「優越的地位の濫用」に当たるとして2009年6月、公正取引委員会はセブン本部に排除措置命令を下した。その結果、売れ残り食品の処分費用は本部が15%、加盟店が85%持つように改善。また20年からは消費期限が迫った商品の購入時に電子マネー「ナナコ」でポイントを付与するサービスを導入していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    夏の京都に異変! 訪日客でオーバーツーリズムのはずが…高級ホテルが低調なワケ

  3. 3

    中日ポスト立浪は「侍J井端監督vs井上二軍監督」の一騎打ち…周囲の評価は五分五分か

  4. 4

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  5. 5

    ヒロド歩美アナ「報ステ」起用で波紋…テレ朝とABCテレビの間に吹き始めた“すきま風”

  1. 6

    中日立浪監督「ビリ回避なら続投説」は本当か…3年連続“安定の低迷”でも観客動員は絶好調

  2. 7

    阪神岡田監督の焦りを盟友・掛布雅之氏がズバリ指摘…状態上がらぬ佐藤輝、大山、ゲラを呼び戻し

  3. 8

    夏休み到来! 我が子をテレビやゲーム、YouTube漬けにしない「割と簡単にできる方法」

  4. 9

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 10

    新庄監督は日本ハムCS進出、続投要請でも「続投拒否」か…就任時に公言していた“未来予想図”