外回りは午前3件・午後3件がマスト 元社員が語る学生就職人気の「キーエンス」の人材育成力とは

公開日: 更新日:

 高収益・高給で知られ、就職活動中の学生にとって注目企業としても知られるキーエンス。その人気の秘密を同社で営業マンを務め、現在では大学受験専門のオンライン塾の経営兼講師を務める名川祐人氏が解説する。キーエンスの強みは「人材育成力」にあるという。新入社員を”即戦力化”する人材育成法を語った。

  ◇  ◇  ◇

 私はキーエンスに6年いましたが、最初の2~3年で恐らく他社のベテラン営業マンと渡り合えるぐらいの営業力は身に付いていたと感じます。それは決して自分がすごいのではなく、圧倒的なスピードで育成をしてもらったからです。

 最近キーエンス出身の方々の書籍などが発売され、会社組織の秀逸な仕組みや生産性の高さは世の中の知るところとなりましたが、それらを支える営業マンの育成風土が非常に優れている点にも言及したいところです。現在の私の仕事である大学受験指導にもかなり応用できるものがあります。

 キーエンスでは1年目から自分1人だけの営業担当エリアが与えられます。そのエリアから売上を生むことができるかどうかは自分にかかっており、チームの目標達成に貢献できるかどうかのプレッシャーはありますが、早期から当事者意識を強く持つことができる環境があります。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」