松山乱調で2戦連続Vならず 最終日“4日間ワースト”の原因は
【ノーザントラストオープン】
12アンダー首位発進のB・ワトソン(37)がスコアを通算15アンダーまで伸ばし、逃げ切り。米ツアー9勝目を挙げた。
トップと3打差の9アンダー、10位発進の松山英樹(23)は5バーディー、6ボギーと出入りの激しい内容でスコアを1つ落として11位タイに終わった。前日は「V圏内には残ったと思う。面白い展開になるよう頑張りたい」と意気込んでいたが、空回り。2戦連続優勝は無理だった。
最終日の松山は、3日間連続バーディーと得意な1番パー5で3メートルを沈めるなど、幸先のいいスタートを切った。
ところが後が続かない。優勝したフェニックスオープンでさえにさえたパットが不調だった。3番、4番で連続3パットボギー。続く5番パー4でバーディーを奪うものの、8番でボギー、9番でバーディー。前半でスコアを伸ばせず、優勝戦線から脱落した。
後半に入ってもボギーが先行。終わってみれば3パットボギーを3度叩いた。
松山は昨年大会で4位タイと会場との相性はいいはず。1年前は19位発進から6バーディー、2ボギーとスコアを伸ばし、通算5アンダーで首位までわずか1打差まで迫った。しかし、優勝争いに絡んでいないと爆発力を発揮するが、優勝圏内にいるとなかなかスコアを伸ばせないのが、松山の問題だと指摘する声は多い。