がん治療
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がん治療情報の44%がウソ…ネット上で本物を見極める“眼力”を
日常生活の情報収集でネット検索やSNSは、欠かせません。病気についてもそうでしょう。外来で患者さんとお話ししていると、ネットで仕入れたと思われる情報を耳にすることが少なくありません。読者の皆さんはいかがでしょうか。 SNSに...
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膵臓がんとお酒との最新知見…世界250万人のデータを解析
膵臓がんは早期発見が難しく、治療も困難ながんとして知られています。したがって、予防することが何より重要です。他のがんと同じように、膵臓がんも体質と環境要因とが合わさって発症すると考えられています。それでは、何が膵臓がんのリスクになる...
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つボイノリオさんも公表…「前立腺がん」最新の放射線治療は週末2回でOK
高齢化に伴って前立腺がんを患う人が増えています。全国がん登録によれば、2000年に2万人ほどだった罹患数は、21年には9万5584人と10万人近くになっているのです。 この男性で最も多いがんであることを1月に公表したのがラジ...
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バイデン前大統領が公表した「前立腺がん」は早期発見が大事…PSA検査を上手に利用する
米国のバイデン前大統領(82)が5月18日、骨転移のあるステージ4の前立腺がんを公表した。バイデン氏が最後に前立腺がんの検査を受けたのが2014年で、この11年間に発症して進行していたことになる。前立腺がんは70歳以上に多く見られ、...
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プロレスラー橋本友彦さんが公表…「肝臓がん」で手術できないケースの治療法
肝臓はとても重要な臓器で、栄養素の代謝や解毒作用、胆汁の生成・分泌、エネルギーの貯蔵などを担っています。そこにできる腫瘍が肝臓がんです。プロレスラーの橋本友彦さん(47)は、肝臓がんの再発で治療に専念するためリングを離れることを発表...
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膵臓がんはなぜ早期発見が難しい?「尾道方式」なら5年生存率は全国平均の約2.5倍
乳がん治療の第一人者で昭和医科大特任教授の中村清吾医師が5月9日、膵臓がんで亡くなった。68歳だった。中村医師は2023年5月にステージ4の膵臓がんで、肝臓に転移していることを公表し、化学療法(抗がん剤)を受けていた。 中村...
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膀胱がんの5割はたばこが関係…他界した小倉智昭さんもリスク知らず
たばことがんの関係というと、一般の方は肺がんを思い浮かべるかもしれません。肺もそうですが、膀胱もたばこの影響を受けやすいことが知られています。 韓国では、40歳以上の閉経女性約136万人を追跡したところ、たばこを吸わない人に...
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定年退職後の“健診スルー”でがんが進行するリスク…野村邦丸さんは1回も受けず
春の健康診断シーズンです。企業や団体の近くでは健診車両が停車し、社員の方々がエックス線検査などの順番待ちをしている光景を見かけます。会社に勤めている方は年に1回の健康診断が義務づけられていて、そこにがん検診も組み込まれるケースが珍し...
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青木さやかさんは支払いゼロ…がん保険では「ステージ0」の上皮内新生物は対象外も
タレントの青木さやかさん(52)は、2017年と19年に肺腺がんを治療されたことが多くのメディアで報じられています。先月30日放送されたNHKの番組「あさイチ」では、がんの医療費などについて特集。出演した青木さんは自身の体験を振り返...
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秋野暢子さんは5回目を報告…「食道がん」治療後の経過観察と内視鏡治療
がん治療はゴールデンウイークも関係がありません。女優の秋野暢子さん(68)は自らのブログに「ゴールデンウィークは鬼退治」とのタイトルで食道がんの治療を受けていたことを報告しています。 3年前には放射線と抗がん剤を組み合わせた...
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石橋貴明さん公表…「食道がん」と「咽頭がん」併発を見抜く検査
タレントの石橋貴明さん(63)が食道がんに加え、咽頭がんも患っていることが明らかになりました。すでにそれぞれの手術を終え、回復に向けて療養されているようです。 一般の方は「2つのがんが同時に……」と驚かれたかもしれませんが、...
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「乳がん」早期発見のために知っておくべき5つのポイント 遅れれば治療費も高額に
乳がんは、女性の部位別がん罹患数(2020年)で最も多く、死亡数(23年)でも4位と上位に入る。早期発見するには何を知っておくべきか? パートナーのことを考えると、女性だけの問題ではない。 ■5年生存率「限局」は99%「遠隔転...
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チャン・グンソクが手術を回顧…甲状腺がんは穏やかなタイプでも男性は高リスク
韓流スターに人気が集まる中、俳優チャン・グンソクさん(37)は甲状腺がんで闘病していたことを振り返っています。韓国で13日に放送されたバラエティー番組の終盤で次回のゲスト出演が予告され、闘病当時の心境を語ったそうです。 「いく...
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石橋貴明さんは手術を選択…「食道がん」は化学放射線療法なら胃も食道も温存できる
タレントの石橋貴明さん(63)が食道がんを公表したことが話題を呼んでいます。自身のYouTubeによると、昨秋から体調の悪さを感じていたそうで、今年の2月に悪化。病院を受診して検査を受けたところ、早期の食道がんが判明したそうです。 ...
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石橋貴明さんが公表した「食道がん」の誤解と盲点…早期発見のポイント
お笑いコンビ「とんねるず」の石橋貴明さん(63)が公表した食道がんは進行が速く、発見が遅れると命にかかわる怖いがんの種類だ。 酒を飲んで顔が赤くなる人は食道がんのリスクが高いが、そのリスクを知らなかったり誤解したりしている人...
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コロナ禍に定着した“受診控え”で進行がんになる悲劇
コロナ禍が明けて2年あまり、生活はコロナ前の状態に戻っていると思いますが、皆さんの受診スタイルはいかがでしょうか。これについて気になるニュースがネットに掲載され、注目されています。その内容は以下の通りです。 ピアニストの竿下...
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目覚めると激痛が…歌手の市川由紀乃さん卵巣がん手術を振り返る
「悪性の可能性が高いので入院、手術が必要です。仕事はいったん全部ストップしてください」 それは2024年6月、ちょうど松平健さんの座長公演に出させていただくことになって、1回目のお稽古を終えたところでした。「すぐ来てください」...
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がん手術「待てる」「待てない」の条件…佐藤B作さんは1カ月延期で切除範囲拡大
皆さんは、がんを告げられたらどう思うでしょうか。2007年に胃がんの宣告を受けた俳優の佐藤B作さん(76)が語った闘病記がネットで話題を呼んでいますが、両親とも脳出血で亡くしていたことから「がん家系じゃないのに」と意外に感じたそうで...
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副作用の「味覚障害」は抗がん剤より放射線の方が深刻
イタリア料理店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のオーナーシェフ・落合務さん(77)が悪性リンパ腫の治療で抗がん剤を使用したところ、味覚障害に苦しみ、「病院食ではしょうゆの味が分からない」と語り、話題を呼んでいます。 2021年...
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マッサージで血流が良くなるとがん細胞が活発化するは本当か?
がん患者にマッサージをすると、がん細胞が活発化してしまう──。こんな話を聞いたことがある人もいるのではないだろうか。巷で言われるこれ、本当なのだろうか。 記者は一昨年に乳がんが判明、現在治療中のがんサバイバーだ。 が...
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ステージ3「結腸がん」70代患者はなぜ抗がん剤を受けられなかったのか?
心臓病の発症後にがんを患う高齢者も少なくない。当然、治療法は通常のがん治療とは異なる。心筋梗塞を患い大腸がんを併発した場合はどうなるのか。 都内在住の矢野英之さん(仮名=76歳)は、30年来の糖尿病患者。体重が約100キロも...
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がん血管内治療は「アブスコパル効果」の導火線になる
がん治療における「アブスコパル効果」をご存じか? がん組織の一部を治療しただけでも他の場所のがんが小さくなる現象のことを言う。放射線治療などで時折見られるこの現象の頻度を高め、がん治療の新たな武器とする方法が研究されているなか、がん...
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(4)「前立腺がん」のロボット支援手術は回復が早く合併症リスクも低い
男性のがんで最も多いのが前立腺がんです。厚生労働省「令和2年全国がん登録罹患数・率報告」によると、2020年にがんと診断された男性の16.4%が前立腺がんで、人数にして8万7756人とトップ。 ちなみに2位は大腸がん8万28...
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俳優の三夏紳さん前立腺がんの全摘手術後に執刀医から頭を下げられ…
「大腸がん」や「脳梗塞」も経験しましたが、話として一番盛り上がるのは10年前の前立腺がんかな。 血尿が出たんですよ。最初は大したことなかったんですけど、だんだん血の混じる割合が多くなって病院へ行ったのです。初めは「前立腺肥大か...
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食道もすい臓も…がんリスクは歯周病でアップする
歯周病は、細菌感染による炎症で歯茎が腫れて出血したり、歯茎の骨が溶けたりして、最悪の場合、歯が抜けてしまいます。口の中の病気ですが、最近はがんとの関係も明らかになっているのです。 横浜市立大付属病院歯科・口腔外科・矯正歯科の...
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乳がん術後リンパ浮腫はスーパーマイクロ手術で治る可能性
乳がんは、女性のがんで最も多いがんで、最近はタレントの梅宮アンナさん(52)がこのがんで右の乳房を全摘されました。その闘病の経過を折に触れてSNSなどで発信されていますから、男性読者もご存じかもしれません。そこで今週は、乳がんについ...
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青学大駅伝選手 皆渡星七さんの命を奪った「悪性リンパ腫」とはどんな病なのか?
青学大の駅伝チームのメンバーだった3年生の皆渡星七(みなわたり・せな)さんが2月19日に亡くなったことが公表された。21歳だった。若きランナーの命を奪った悪性リンパ腫とは一体どんな病気なのか。 悪性リンパ腫に詳しい埼玉医科大...
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がんの温熱療法「ハイパーサーミア」は放射線や抗がん剤との併用で治療効果を高める
がん治療として改めて注目を集めているのが、温熱療法(ハイパーサーミア)だ。どういう治療なのか? 温熱療法と聞いて、「民間療法の一種?」と思った人もいるかもしれない。東洋医学では冷えは万病のもとであり、「体を温め不調を改善する...
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自分ががんだなんて思えなくて…囲碁棋士の三谷哲也さん悪性リンパ腫を振り返る
もうすぐ治療終了から丸5年が経とうとしています。悪性リンパ腫の場合、何事もなく5年経過すれば、寿命は健常者と同じといわれているので、もうあまり心配はしていません。病気がわかったときのことは、なんだか遠い過去のようです。 始ま...
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難治のすい臓がんでもステージ1なら10年生存率は3割ある
がんの治療成績を比較するとき、生存率が使われます。一般には5年生存率ですが、国立がん研究センターは10年生存率も調査。その最新版が公表されました。対象は、2012年にがんの診断と治療を行った361施設、約54万人です。 生存...