キーワードは「リーマン危機前高値」 これから上がる24銘柄
株式市場は、相場格言の「押し目待ちに押し目なし」を地でいくような上昇ぶりだ。18日も日経平均は約15年ぶりとなる1万9500円台で引け、「あと500円で大台を突破する」という声がアチコチで上がった。19日は反落したものの、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)や日銀など公的マネーが買い支える歪んだ官製相場。海外投資家の「買い」も旺盛で、3月第1週まで4週連続で買い越した。
「平均株価が2万円を超えるまで市場の熱狂は冷めないでしょう。今から投資対象を探すなら、キーワードは“リーマン・ショック前の高値”です」(IMSアセットマネジメントの清水秀和代表)
日経平均がリーマン前の高値1万8261円(終値)を突破したのは今年の2月19日。同時期に個別銘柄でも“リーマン超え”は続出したが、日本を代表する大型株、トヨタ自動車が長らく未達成だったことで市場はやきもきしていた。ところが、日経平均から遅れることほぼ1カ月。トヨタは2月17日にようやくリーマン前の高値を超えたのだ。