99%減資のシャープ 中小企業化の先に待つ「身売り」と「解体」

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 経営悪化から抜け出せないシャープが99%減資を実施する方針を固めた。現在1218億円ある資本金を1億円まで減少させる方針という。

「99%どころか99.9%の減資です。売上高が3兆円近くある上場企業が資本金1億円の中小企業に成り下がる。奇策というか、大会社にあるまじき“禁じ手”でしょう」(市場関係者)

 シャープは前期(15年3月期)の最終赤字が2300億円になる見通し。累積損失(単体)は約208億円だが、前期の大幅赤字によって累損は一段と膨らむ。債務超過がチラつき、市場からは経営破綻を危惧する声が高まりかねない。

「それを避けるために資本金を取り崩し(減資)、累損を一掃する荒業に出るのでしょう。また中小企業になることで、現在課せられている標準外形課税を支払わないで済む。とはいえ、こうした再建策はあくまで財務上のテクニックに過ぎず、経営再建の最後の手段ともいえます。次のカードはもはやないと思ったほうがいいでしょう」(東京商工リサーチ情報本部長の友田信男氏)

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