WOWOW<下>3度目のビジネスモデルの転換が生き残りのカギ

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 2000年代に、BS放送はデジタル時代に突入していた。そして、デジタル対応のテレビには、最初からWOWOWのデコーダーが内蔵されていた。一見、WOWOWにとってはビジネスチャンスが広がったように思えるが、実際には電器店での販売がなくなる、つまり営業手法がまったく変わることを意味していた。その結果、アナログからデジタルの引き継ぎ期に、WOWOWの加入者は減り続けた。

 そこで06年にNHKからWOWOW会長に転じた和崎信哉氏(07年に社長、15年から会長)は、ビジネスモデルを見直した。NHKで「シルクロード」などを制作していた和崎氏は、「テレビ局にとって番組作りがもっとも重要」という原点回帰を目指した。佐久間時代には機器の販売に力を注いだ分、コンテンツの充実の優先度が低かった。それを和崎氏はひっくり返した。

 WOWOWの人気番組に「ドラマW」がある。民放テレビのドラマはスポンサーがいるため、多くの制約がある。しかし、WOWOWならそれがないため、優秀なクリエーターの多くがWOWOWに参集、それが視聴者の心を掴んだ。この路線は和崎氏が就任して以降、強化してきたものだ。

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