著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

「市民後見人」…時間をかけてでもなることのメリットとは?

公開日: 更新日:

 「市民後見人」とは市区町村などが実施する養成講座を受講し、成年後見制度に関する一定の知識を身に付け後見活動を行う人のことを指している。これは司法書士や弁護士などの専門職と違い、その地域をよく知る市民が、市区町村などの支援を受けながら同じ地域の市民のために行うものと位置付けられている。

 背景にあるのは超高齢化社会ゆえの認知症有病率の高さだ。参考までに日本の65歳以上の高齢者の軽度認知障害は15.5%、認知症だと12.3%の有病率とのデータがあり、この世代の4人にひとり以上が何かしらの認知問題を抱えていることになる。

 つまり、司法書士や弁護士などの専門職だけでは人材不足になってしまうため、少しでも一般市民の中から後見活動のできる人を増やそうという意図がある。ちなみに、特別な研修を受けなくても一般市民が後見人として家庭裁判所に申立てすることは可能だが、何も知識がないまま始めることは難しい。

 市民後見人になるための基本的な流れは、自分が住んでいる地域の養成講座を調べ申し込むこと。市区町村名と市民後見人講座で検索すれば、役所や社会福祉協議会のHPがヒットする。年に数回程度しか開かれていないもの、多くの講座は無料で門戸を開いているはずだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相の沖縄「慰霊の日」追悼スピーチは99%安倍元首相のコピペ…唯一の違いは旧日本軍の神聖化

  2. 2

    福岡ローカル「西鉄」が"本業"以外で大躍進のワケ 国際物流事業は国内4位でコロナ禍の営業収益は12%増

  3. 3

    高市首相の“恥”行動が海外に飛び火! 英タイムスがG7外交をディスり、英FTは国内財界との没交渉ぶりを暴露

  4. 4

    歌手・小椋佳さん「たばこの煙が悩みを解いてくれた」…82歳の今も週1でコンサート

  5. 5

    西武が交流戦初Vも…ワガママエース今井達也の放出こそが“最大の補強”だった説

  1. 6

    AKB峯岸みなみの“丸刈り写真” 世界中で相次ぐ目撃情報の謎

  2. 7

    【高校野球怪情報】沖縄尚学・末吉良丞“プロ回避”に現実味…左肘不安で浮上する「東都の名門」の影

  3. 8

    『サージェント・ペパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド』オールキャリアを代表する傑作のトリセツに注意セヨ

  4. 9

    『グッド・デイ・サンシャイン』一筋縄ではいかないヘンテコこそが中期のすべて

  5. 10

    東京ビートルズの番組が、ビートルズ来日から60年後となる日に放送決定