著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

もし災害に襲われ一時避難となったら…深刻な高齢者のトイレ問題

公開日: 更新日:

 災害時、一定期間の避難生活を送ることを想定した施設のことを「指定避難所」と呼ぶ。主に学校や体育館、公民館などの施設が使われるのだが、あくまで緊急の避難先なので快適に暮らせる場所ではない。

 とくに体育館は大勢の人を収容することができる半面、初期の避難生活は床に座るだけ。やがて毛布や食料などが配られても、疲れ切った心身をゆっくり休ませることはできない。避難初日は仕方ないと耐えることができても、利用する人や滞在日数が増えるほど問題が次々に起こってしまう。

 被災者の権利保護をまとめた2024年の政府避難所運営指針によると、1人当たりの専有面積は3.3平方メートル以上、災害発生の初期段階のトイレ数は「50人につき1基以上」を求めている。しかし直近のアンケートでは半数以上の自治体が未達成。多くが基準を満たすことが困難と回答している。

 もちろん避難所を開設すれば、管理する自治体は素早く体制を整え保健師や看護師などを巡回させ、被災者の健康を守るよう努力する。それでも体調を崩す可能性が高いのが高齢者だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  2. 2

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  3. 3

    2026年夏の甲子園は「不作」を通り越して“凶作”…プロスカウトが指摘する異変の原因

  4. 4

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  5. 5

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  1. 6

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  2. 7

    スマスロ『L戦国乙女5』は前評判での「覇権台」が裏目に…ユーザーの厳しい意見に今後のホールの対応は?

  3. 8

    ヤンキースの「横浜・織田翔希獲得プラン」をスッパ抜く! キーマンに挙がる“日本人実業家”の名前

  4. 9

    夏の甲子園投手 プロ注目の4人をスカウト「ガチ評価」最注目の横浜・織田翔希には“意見”割れる

  5. 10

    佐藤輝明「三冠王」なら年俸いくら? メジャー流出阻止へ阪神が用意する破格の条件