著者のコラム一覧
西内義雄医療・保健ジャーナリスト

医療・保健ジャーナリスト。強みは各地に顔見知りの保健師がいること。両親&義両親の介護・看取りを経験。

歩行の困りごとはシニアカーで解決…自治体によっては補助金あり

公開日: 更新日:

 高齢になっても自由に外出し、世間と多くの接点を持つことは生きがいづくりの点でも大切だ。たとえ膝や腰に問題を抱えていても、軽度なら杖や歩行補助器を利用することで自宅にこもりがちになることを避けられるだろう。

 では、自宅では何とか暮らしていけても、さらに足腰が弱ってしまった場合はどうすべきか。長い距離を歩くのが不安。買い物に行っても荷物が重くてつらい。歩行に関する困りごとが増え、無理をすれば転倒してケガをする危険がある。

 そんな時、選択肢のひとつとして検討したいのがシニアカーだ。日本産業規格では「ハンドル形電動車椅子」と呼ばれ、道路交通法では歩行者扱いになる。つまり、年齢や免許に関係なく歩道や路側帯を移動することができるわけだ(車道走行は原則禁止)。

 一般的な電動車椅子と違い、太い3もしくは4輪タイヤを装着しているので安定性が高く、最高速度は時速6キロ以下に設定されている。主に自宅から目的地まで移動する、高齢者向けの優しい足代わりの乗り物と考えればいいだろう。大きなショッピングセンターでは館内の走行を許可しているところもあるほどだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  4. 4

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  5. 5

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  1. 6

    巨人が助っ人左腕ケイ争奪戦に殴り込み…メジャー含む“四つ巴”のマネーゲーム勃発へ

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    支持率8割超でも選挙に勝てない「高市バブル」の落とし穴…保守王国の首長選で大差ボロ負けの異常事態

  4. 9

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  5. 10

    和田アキ子が明かした「57年間給料制」の内訳と若手タレントたちが仰天した“特別待遇”列伝