介護
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有料老人ホームに不満! 入居90日以内なら解約特例制度が適用
クーリング・オフとは消費者が一定の取引において契約の申込みや締結をした場合でも、決められた期間内であれば撤回・解除することができる制度のこと。その名の通り「頭を冷やして考える時間」を設け、本当に必要な契約なのか考える猶予が与えられる...
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自宅で懸命にリハビリ…半年で自力通院できるまでに回復
皮膚とその下の組織に細菌が感染して炎症が起こる「蜂窩織炎(ほうかしきえん)」と、腰椎圧迫骨折の治療のために入院していた89歳の女性患者さんが、退院をきっかけに私たちのクリニックで在宅医療を始めることになりました。 入院中、蜂...
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(44)家主がいなくなった実家は想像以上の速さで終末へと向かっていった
空き家になってしまった実家。最初のうちは何度も行き来するけれど、次第に間隔が空くだろうと思い、最低限の管理をお願いするため地元の不動産事務所に月1回の「窓開け・通水サービス」を申し込んだ。ところが、下見を終え、契約日も決まっていたに...
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「市民後見人」…時間をかけてでもなることのメリットとは?
「市民後見人」とは市区町村などが実施する養成講座を受講し、成年後見制度に関する一定の知識を身に付け後見活動を行う人のことを指している。これは司法書士や弁護士などの専門職と違い、その地域をよく知る市民が、市区町村などの支援を受けながら...
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デジタル技術の普及で、より臨機応変な診療が実現できる
在宅医療を受けている患者さんは、必ずしもご家族と同居しているとは限りません。 身寄りがなく独り暮らしをしている高齢の方もいれば、近所に住む息子さんや娘さんが週末だけ訪れて一緒に過ごすといったケースもあります。ご家族が毎回往診...
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(43)小さく手を振り見送る母の姿に、涙が止まらなくなった
母が施設に入った頃、不思議と夢をよく見た。普段は目覚めると忘れてしまうのに、いくつも覚えているものがある。 ひとつは、母が父の遺品でごちゃごちゃになった部屋をてきぱきと整理してくれる夢だった。思わず「あれ、お母さん元気じゃん...
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ソーシャルワーカーが病院の「品格」であるのはなぜか
これまでお話ししてきたように「ケアマネジャー」と「ソーシャルワーカー」は、病気やケガによって障害が生じた患者さんや要介護の高齢者の回復、在宅復帰後の生活を支援する役割を担っています。 どちらも福祉・介護分野の専門職で、患者さ...
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歩行の困りごとはシニアカーで解決…自治体によっては補助金あり
高齢になっても自由に外出し、世間と多くの接点を持つことは生きがいづくりの点でも大切だ。たとえ膝や腰に問題を抱えていても、軽度なら杖や歩行補助器を利用することで自宅にこもりがちになることを避けられるだろう。 では、自宅では何と...
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認知症の症状に配慮し、本人も家族も穏やかに過ごせるよう調整を重ねた
「3年間、本当にありがとうございました。先日、母の告別式を無事に終えることができました。おかげさまで最期まで自宅で見送ることができました。心より感謝申し上げます。どうぞ皆さまにもお伝えください」 これは、先日ご逝去された患者...
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(42)実家に戻って初夏の庭先が目に入った瞬間、言葉を失った
母の施設入所に伴い、1カ月ぶりに実家に戻った。初夏の庭先が目に入った瞬間、言葉を失った。庭木は茂り、雑草はのび放題。誰が見ても、人の出入りがない家だとわかるありさまだった。 真冬に父が急死したときは、庭がこれほど荒れるとは想...
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ソーシャルワーカーの“つなぎ役”の役割が重要なのはなぜか
病気やケガにより障害が生じた患者さんや要介護の高齢者の回復、在宅復帰後の生活を支援する役割を担っているのは、ケアマネジャーだけではありません。「ソーシャルワーカー」も同様です。 ソーシャルワーカーは、一般的に社会福祉士や精神...
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(41)「お父さん、死んでしまったよ」入所の日、母にようやく伝えた
熊本に大雨・洪水警報が出されていた日、私は母を病院から迎え出し、入所予定の施設へと送る日を迎えた。 すでに両親の車をどちらも処分していたため、施設長が迎えの車を厚意で出してくれることになった。病院までは車で30分以上かかる。...
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災害時に要介護者が入所できる「福祉避難所」を確認しておきたい
「福祉避難所」は高齢者や障害者、乳幼児、妊産婦など、一般の避難所で集団生活することが難しい「要配慮者」のための避難所だ。 その必要性は誰もが理解し、どの自治体も平時からリストを作っているはずだが、実際の運営はとても難しい。事...
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入院生活で一番つらいのは「食事」…多くの患者がそう答える
もしも人生の最期が近づいたとき、皆さんは「なにを」「誰と」食べたいと思いますか。 訪問診療を受ける多くの患者さんは、「できるだけ自宅で過ごしたい」「入院はつらい」と願い、病院から家に戻ってきます。自宅に戻った患者さんは、衰え...
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もし災害に襲われ一時避難となったら…深刻な高齢者のトイレ問題
災害時、一定期間の避難生活を送ることを想定した施設のことを「指定避難所」と呼ぶ。主に学校や体育館、公民館などの施設が使われるのだが、あくまで緊急の避難先なので快適に暮らせる場所ではない。 とくに体育館は大勢の人を収容すること...
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怒りっぽく物忘れが目立つ78歳男性…信頼関係の構築から始めた
私たちが訪問診療で伺うのは、ご自宅だけではありません。高齢の患者さんの場合、さまざまな介護施設へ訪問することも少なくありません。たとえば、介護スタッフが24時間常駐する「介護付き有料老人ホーム」、自治体が運営する「特別養護老人ホーム...
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災害時の避難場所を把握しておこう…高齢世帯は行動が遅れる
地震や異常気象により、自宅にとどまることに不安や危険を感じるケースが増えている。度重なる震災の経験から「避難」に関する情報は身近になったものの、誰もが正しく理解しているとは言い難い。とくに高齢世帯は体力面から行動が遅れることがある。...
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「AYA世代」のがん患者の診察が増加…全国に広がる支援事業
最近、訪問診療の現場で、若いがん患者さんを診察する機会が増えています。このような思春期から若年成人の患者さんを「AYA世代(Adolescent and Young Adult)」と呼びます。 高齢のがん末期患者さんの場合は...
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(38)「母と娘」という形は、はっきりと失われた
母の入所先となる施設を仮申し込みしたことで、病院側でも退院に向けた準備が少しずつ進み始めた。母が状況をどこまで理解できるかはわからなかったが、たとえ形式的でも本人に一度確認しておきたいと考えていた。病院のケースワーカーもそれを後押し...
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身体障害者の「有料道路割引制度」を上手に使おう
日本の有料道路料金は障害者の自立と社会経済活動への参加支援として、50%の割引が受けられる。適用になるのは障害者本人が運転する「本人運転」か、障害者本人が乗車している「介護運転」。ただし、これまでは事前に登録した車1台のみが対象で、...
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大切な人の旅立ち…あなたならどんな言葉をかけますか?
脳出血の後、アルツハイマー型認知症や1型糖尿病など複数の病気を抱えながら、3年半にわたり在宅療養を続けていた90歳の女性患者さんがいました。 独立して近くに暮らす娘さんと息子さんが、ほぼ毎日交代で介護に通っていました。 ...
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(37)仕事と介護を両立させるために必要なこと
母の施設探しをするうち、介護に関する話題を目にする機会が増え、他人事ではないと感じるようになってきた。なかでも介護のために離職する人はいまだに多く、社会的な課題としてたびたび取り上げられている。 私は、実家に戻って母の介護を...
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(36)「最善の施設を選んだのだ」と自分に言い聞かせた
候補に挙がった有料老人ホームは、すべて月額の基本的な費用が10万円前後で収まる施設だった。それが母が受け取る予定になっている遺族年金の範囲内で支払える金額の条件だった。 そんな折、数百万円から数千万円の入居金、月額数十万円と...
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老親の運転が不安…自動車に貼り付けるマークの意味と効果
逆走や急発進など、高齢ドライバーの運転リスクを伝えるニュースが多い。おかげで「高齢者=免許返納」という考えがすぐに浮かんでしまうが、前期高齢者(65~74歳)なら今の時代、いくらでも現役で働いている人がいる。 判断力や運動能...
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最期が近い患者の家族から「点滴の栄養を増やしたい」と言われ…
在宅医療の現場でも患者さんへの点滴は必要に応じて行われます。水分摂取を口から行えている場合は必要はありませんが、嘔吐したり下痢などを起こすなど、何らかの理由により口からの摂取が難しくなった場合に実施されます。 そしてこの点滴...
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(35)高齢家族がいれば誰でも、今、この瞬間、介護が始まる可能性
高齢者施設探しを始めた時、母は82歳になっていた。認知症専門医院に入院中に誕生日を迎えていたが、同年代で元気に生活している人も多い年齢である。施設を選ぶにあたって、周囲にはまだ介護施設の入所経験がある友人がほとんどおらず、相談できる...
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地元ならではの「足」を活用し老親の外出機会を増やす
あなたの親は一日のほとんどを家の中で過ごしていないだろうか。病気やケガ、要介護状態ならともかく、健康なのに行動範囲が家の中か庭先くらいといった日々が続くと、筋力や認知機能低下のリスクが高まり、寝たきりや要介護状態を招く可能性が高くな...
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70代男性は「床ずれ」がひどく、家でのケアを不安視していたが…
在宅医療を始める患者さんやご家族の多くは、それまで経験のない「自宅で療養する」という新しい生活スタイルに戸惑われることが少なくありません。 たとえ、在宅医療の開始前に時間をかけて医院側と打ち合わせを行い、介護ベッドやポータブ...
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免許なしでも使える帰省中の便利な足…シェアサイクルが役立つ
親元に帰省した時、滞在中の足をどう確保するかは悩ましい問題だ。まず思い浮かぶのはレンタカーやカーシェアを活用することだが、店舗やステーションが限られるうえ、それなりの出費を覚悟しなければならない。最も安価な軽自動車を選んでも、48時...
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(32)代わってくれる人はいない…私がやるしかない
母の入居先となる有料老人ホームの候補を、紹介業者に選んでもらっている間、地域包括支援センターから特別養護老人ホーム(特養=介護老人福祉施設)についての説明を受けた。特養は比較的費用が抑えられ、長期的な入所を前提とした公的施設だ。ただ...
