著者のコラム一覧
下山祐人あけぼの診療所院長

2004年、東京医大医学部卒業。17年に在宅医療をメインとするクリニック「あけぼの診療所」開業。新宿を拠点に16キロ圏内を中心に訪問診療を行う。

「AYA世代」のがん患者の診察が増加…全国に広がる支援事業

公開日: 更新日:

 最近、訪問診療の現場で、若いがん患者さんを診察する機会が増えています。このような思春期から若年成人の患者さんを「AYA世代(Adolescent and Young Adult)」と呼びます。

 高齢のがん末期患者さんの場合は、医療保険介護保険を組み合わせ、訪問診療・訪問看護・ホームヘルプサービスなど、最期まで自宅で過ごすための制度やサービスが整っています。

 一方で、AYA世代の患者さんは制度面でまだ不利な点が多く、十分な支援が受けられない現状があります。

 例えば、医療保険は現役世代のため自己負担が3割となります。また、介護保険は40歳の誕生日から保険料を納め、要介護認定を受けて初めて利用できる制度です。

 40歳以上65歳未満であれば、がん末期の診断を受けることで介護保険を利用できますが、若年のがん患者さんは病状の進行が速く、末期の診断から旅立つまでの期間が短いため、制度利用が間に合わないケースが少なくありません。

 それでも、小さなお子さんを抱えていたり、やり残したことがあったりして、自宅での療養を望む患者さんは多くいます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐野勇斗は書道六段で英語も堪能 愛知県立岡崎西高校から明治学院大英文学科へ

  2. 2

    これが日本の「中流」サラリーマン転落の軌跡 年金の「繰り上げ受給」を選ぶのは、お金と仕事がない人

  3. 3

    ドジャース大谷翔平「サイ・ヤング賞&首位打者」同時授賞に現実味 4年連続5度目のMVPは既定路線

  4. 4

    見上愛は桐朋女子中高から日芸演劇学科に進んで演出家を志す 大学同級生・河合優実との本当の関係

  5. 5

    山口組、稲川会、住吉会…最高幹部3者の極秘会食で何が話し合われたのか

  1. 6

    嵐が去った後に340万人のファンが向かう先…Snow Man、M!LKに次いで有力“不祥事グループ”「ACEes」に募る不安

  2. 7

    ミスチル、銀杏BOYZ、T-BOLANの直前ライブ中止〈はやく判断できないのか〉アーティストの決断が遅れる背景とジレンマ

  3. 8

    「Aぇ!group」草間リチャード敬太は事件から“ほぼ復活” 大阪学院大で学んだ苦労人の前途

  4. 9

    巨人橋上監督代行が坂本勇人に肩入れする事情…出場メンバーとオーダーに“唯一”口を出した

  5. 10

    高市首相ハレンチ答弁の醜悪! 中傷動画疑惑めぐる「秘書音声」追及に「文春の有料会員イヤ」と屁理屈