青春の1ページ 修学旅行で他校の生徒に見つかり大パニック

公開日: 更新日:

大西結花編 <6>

 10代は男性とふたりでしゃべることさえ、いけないことだと言われていた。アイドルタレントを仕事にしている以上、恋愛禁止は当たり前と、それを疑うこともなかった。素顔で笑えるのは楽屋で同年代の女の子たちとわいわいやって、ポーチの化粧道具を見せ合うときくらい。男性アイドルと電話番号をこっそり交換したとか、密会デートなど一度もない。

 空き時間を見つけると、マネジャーとラフォーレ原宿に走って、ひとときの買い物を楽しんだ。また、高校時代の同級生がドライブに誘ってくれ、夜景の奇麗なスポットに行ったのを覚えている。人気な場所で人も多く、私だと誰かに気付かれたらと思うと落ち着かなかったけれど、束の間のオフを楽しんだ。通学中に男子生徒に囲まれた経験から、何かあったらどうしようと不安もあったけれど、それもすてきな思い出だ。

 ドラマ「スケバン刑事Ⅲ」以後も、たくさんのお仕事をいただいた。「8時だョ!全員集合」の終わる年にゲスト出演させていただいたのも幸運だったと思う。
♪ババンババンバンバン

 あのエンディングテーマの振り付けを番組スタッフさんから、教わった。ドリフは知っていたし、友だちと真似して遊んでいたりしたけれど、正式に身ぶり手ぶりを教えてもらえてうれしくないわけがない。加藤茶さんが「風邪ひくなよっ、勉強しろよっ」と言う同じステージに自分が立っているのが不思議だった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2
    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

    大谷2戦連続6号弾 先輩の雄星も驚く「鈍感力」発揮!名門球団の重圧や水原問題もどこ吹く風

  3. 3
    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

    長渕剛が誹謗中傷に《具合が悪い》と告白…《話があるなら、来てほしい》と性被害告発の元女優に呼びかけ

  4. 4
    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

    松本人志に文春と和解の噂も、振り上げた拳は下ろせるか? 告発女性の素性がSNSで暴露され…

  5. 5
    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

    松本人志“性的トラブル報道”へのコメント 優木まおみが称賛され、指原莉乃が叩かれるワケ

  1. 6
    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

    広末涼子“不倫ラブレター”の「きもちくしてくれて」がヤリ玉に…《一応早稲田だよな?》

  2. 7
    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

    佐々木朗希にメジャー球団は前のめりも…ロッテ首脳陣が依然として計算できない脆弱ボディー

  3. 8
    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

    巨人の得点圏打率.186は12球団最低…チャンスに滅法弱く、立場が危うくなった打者3人の名前

  4. 9
    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

    阪神・岡田監督ようやく取材解禁の舞台裏 もう怖いものなし?今後の報道に忖度生じる可能性

  5. 10
    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異

    大谷は徹底した個人主義、思考回路も米国人…ゴジラ松井とはメンタリティーに決定的差異