萌景さんは自殺…夢とやりがい搾取する“アイドル残酷物語”
東山は10代のアイドルやそのタマゴについて「自分がスターになるんだって一生懸命やっているから気持ちが純粋」で「すべての方に楽しんでいただく希望の光」になるとの持論を展開していたが、現実には金儲けを企む大人たちに道具のように使いまわされ、ボロボロになっているのが現状のようだ。
■娘がアイドルになりたいと言い出したら…
「CDや写真集が以前ほど売れないという芸能界全体の流れもあり、少ないパイを奪い合う競争は激しくなるばかり。地方分権、地方活性化のための予算が巡り巡って、少女らを食い物にするブラック芸能に回り、そこの運営者らに吸い上げられているという構図も納税者は知るべきです。ご当地アイドルのビジネスオーナーには、地方議員と結託し、集票マシンのようになっているという指摘も聞きます」(野島氏)
頑張れば明日のスターになれるという少女たちの夢とやりがいを搾取する大人たち。その背景にはAKB48を筆頭にした素人アイドルの乱立と芸能人のデフレ化があるのは間違いない。しかし、当然ながら芸能界で活躍できるのはほんの一握り。トラブルに巻き込まれないためにも、娘がアイドルになりたいと言い出したら背中を押すのではなく、「鏡を見なさい」と止めるのも親の責任である。