「本が紡いだ五つの奇跡」森沢明夫著

公開日: 更新日:

「本が紡いだ五つの奇跡」森沢明夫著

 中堅出版社で働く編集者の奈緒は、大手に引き抜かれた先輩社員の東山から作家・涼元マサミの担当を引き継ぐ。早速、企画会議で涼元の書き下ろし小説の出版を提案する。

 だが、社長や編集長の反応は芳しくない。数年前に東山と揉めて、涼元は二度と奈緒の会社とは仕事をしないと断言したらしい。しかし、かつて自殺を考えるほど思いつめていたときに涼元のデビュー作に救われた奈緒は、今はミステリー一筋の涼元に再びデビュー作のような作品を書いて欲しいのだ。ある人のために。

 何とか会う約束を取り付けた奈緒だが、待ち合わせ場所に現れた涼元の姿に、激しく動揺する。

 編集者、そして作家、装丁デザイナーや書店員など、それぞれに悩みを抱えながら生きる人たちが一冊の本によって救われていく姿を描く感動作。

(講談社 957円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    戸郷が離脱、則本メッタ打ちで巨人が緊急補強へ…候補に挙がる「オリックス投手」の名前

  2. 2

    巨人エース戸郷翔征の不振を招いた“真犯人”の実名…評論家のOB元投手コーチがバッサリ

  3. 3

    佐藤二朗騒動の余波!「福田組」の長澤まさみへの“ハラスメント”舞台挨拶の悪ノリ動画が再注目…女性視聴者は嫌悪

  4. 4

    孤立深まる高市首相…国会10日ぶり正常化でも続く“包囲網” 与党内からも反発の声噴出の自業自得

  5. 5

    ベネズエラの剛腕マチャドが今オフ、オリックスとの契約満了で日米争奪戦に発展か

  1. 6

    小池栄子が一番の被害者? 佐藤二朗“ハラスメント騒動”に足引っ張られた「さよならノワール」の評価は上々

  2. 7

    高市首相が衆院集中審議に“出たくない”とブー垂れ…身内の自民国対「もう疲れ果てた…」ヘトヘトのお気の毒

  3. 8

    山田涼介が「令和最強アイドル」と評されるワケ…主演ドラマ「一次元の挿し木」は玉森裕太を三歩リード

  4. 9

    白井球審への“侮辱行為”で退場した一部始終「何やおまえ、いい加減にしろよ!おまえも未熟なんだから…」

  5. 10

    沈黙貫く橋本愛vs佐藤二朗「週刊新潮」で反論の泥沼化…SNS連投で"自滅"を心配する声も