中高年に恩恵なし 春闘「ベアラッシュ」騒ぎのカラクリ

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 2014年春闘の集中回答日だった12日は、“ベアラッシュ”だった。ドーカツしてまで企業に賃上げを求めていた安倍政権は“戦果”に大喜びだ。しかし、今回のベアにはカラクリが隠されている。恩恵にあずかることができるサラリーマンは一握りしかいない。

■実施はたった16%

 日産は組合要求の月3500円に対して満額回答。トヨタ、ホンダはそれぞれ2700円、2200円で妥結した。日立、パナソニック、東芝、富士通など電機メーカーは2000円、新日鉄住金、三菱重工、IHIなども賃上げに踏み切った。

 この一斉回答を受けて、甘利経財相は「期待以上に経営側が応えてくれた」と大ハシャギ。菅官房長官も「近年にない賃上げが実現しつつある」と胸を張った。

 しかし、今年の春闘、華々しいのは、12日限りになりそうだ。これから中小企業の回答が始まるが、とても期待できそうにない。東証1部、2部の労働組合と人事・労務の責任者にアンケートした財団法人「労務行政研究所」の調査にはビックリだ。担当者が言う。

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