株価1万5000円割れ アベノミクス売りが始まった

公開日:  更新日:

 日経平均株価が1万5000円を割り込んだ。8日の前日比454円もの下げ幅は今年4番目の大きさだ。その原因は「ウクライナやイラク情勢など地政学的リスクの高まり」との解説がまかり通っているが、デタラメだ。これは「アベノミクス売り」が本格的に始まったことを意味する。

 この日、財務省が発表した国際収支統計で、今年上半期の経常収支が、比較できる85年以降、上半期として初の赤字となることが分かった。13年下半期も赤字だったから、これで2期連続。主な原因は輸入コストの増加だ。異次元緩和による円安政策でも輸出は一向に増えず、コスト増だけが膨らんだ。日本の富が海外に流出し続けているのだ。

「経常赤字が市場に与えたインパクトは大きい。市場関係者は、想定外の下落が起きてワケがわからず、『地政学的なリスク』などというもっともらしい理由をつけたのでしょうが、まず、8時50分に経常収支の赤字が発表され、衝撃が広がった。午前9時半時点でおよそ200円下げていました。オバマ大統領がイラクへの限定空爆を発表したのはその後で、日本時間の午前10時半です。これも、あえてNY市場が閉じた時間に声明を出したわけで、その時間に開いている東京市場を直撃するのは分かっていたはずです」(RFSマネジメント・チーフエコノミストの田代秀敏氏)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “年金博士”警鐘 支給年齢「68歳引き上げ」が意味すること

  2. 2

    早とちり小池知事…都が鑑定の“バンクシー作品”には型紙が

  3. 3

    地方は“安倍自民NO” 高知新聞「内閣支持率26%」の衝撃

  4. 4

    JOC会長を猛批判 小池知事に長男・竹田恒泰氏との“因縁”

  5. 5

    広島対策は“丸投げ”? 巨人スタッフ会議で投打コーチ言及

  6. 6

    常盤貴子「グッドワイフ」上昇のカギは美魔女の輝きと気概

  7. 7

    巨人は先発6人以外“全員中継ぎ” 勝利の方程式を追加構想

  8. 8

    年商200億円の深キョン新恋人 “ホコリだらけ”の女性遍歴

  9. 9

    ドラ1左腕も“被害者”か…岩隈加入で巨人若手が行き場失う

  10. 10

    ボールの下にバットを入れる“ホームラン打法”に対する誤解

もっと見る