不適切会計の遠因? 東芝が許せなかった日立との“業績格差”

公開日:  更新日:

 東京・「JR浜松町駅」から徒歩7、8分の場所に東芝本社はある。今から10年近く前のある日の午後4時過ぎ、本社エレベーターで当時の岡村正会長(76)とバッタリ顔を合わせた経済記者がいた。

「これから会食ですか?」と声をかけると、岡村会長は「都市対抗野球の応援に行きます。決勝戦ですからねえ。仕事より大切ですよ」とにこやかに返した。

 東芝の社風は「公家」と称される。「野武士」の日立製作所とは対照的に、のんびりムードが特徴だった。この日の岡村会長は、そんな雰囲気にピッタリだった。

 だが、このころから「上司に逆らえない風土」が蔓延し始めていた。当時の社長は「不正会計」で辞任した西田厚聰前相談役(71)。第三者委員会が指摘した「チャレンジ」が横行し、無理な数字がつくられていった時期と重なる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新の政治・社会記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    伊集院静氏が指摘 今の65歳から80歳が日本をダメにした

  2. 2

    小橋健太さんが明かす 先輩レスラーたちの凄まじい飲み方

  3. 3

    13勝左腕ガルシアと破談…怒り心頭の中日が疑う“巨人の影”

  4. 4

    鳥谷は4億で大山は微増の3000万 若虎たちの嘆きを聞け 

  5. 5

    フジ月9「SUITS」 視聴率“2ケタ死守”ほぼ確定も残る不安

  6. 6

    巨額税収減に負け惜しみ連発…小池知事がさらけ出した無能

  7. 7

    数字残して当たり前…阪神FA西に浴びせられるドギツい洗礼

  8. 8

    中日から強奪は“吉”か 虎入り確実ガルシアに3つの懸念材料

  9. 9

    M4~5級が異例頻発…南海トラフ地震「1~2年後」と専門家

  10. 10

    雄星メジャー“最後の壁” 球団ドクター難癖で買い叩き懸念

もっと見る