粉飾決算は「東芝」だけなのか 財界のモラル低下を識者が批判

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 歴代3社長が引責辞任した東芝。「チャレンジ」というトップの一言で、1562億円も利益を水増しし、指示を受けた社員も異を唱えず、黙って従っていたというのだから異常だ。

 さすがに財界からも批判の声が上がっている。しかし、不正経理に手を染めているのは、東芝だけなのか。創業140年の東芝は、経団連に副会長を送り込む名門。他社の手本になってきた企業だ。東芝と同じように不正をしている企業は、まだ他にあるのではないか。実際、数年前にはカネボウ、オリンパスといった名門企業の「粉飾決算」も発覚している。市場では「あの企業も怪しい」と臆測も飛び始めている。

「今回の一件で分かったことは、粉飾決算は意外にバレないということです。東芝は、大手監査法人の監査を受け、社外取締役も置いていた。なのに、過去7年、3人の社長が不正経理に関わっていたのに、東証も、財務省も、SECも気づかなかった。発覚したのは“内部告発”があったからです。もし、告発がなかったら発覚しなかったと思う。それだけに、東芝と同じことをしている大企業があっても不思議ではありません」(財界関係者)

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