高野孟ジャーナリスト

１９４４年生まれ。「インサイダー」編集長、「ザ・ジャーナル」主幹。０２年より早稲田大学客員教授。主な著書に「ジャーナリスティックな地図」（池上彰らと共著）、「沖縄に海兵隊は要らない！」、「いま、なぜ東アジア共同体なのか」（孫崎享らと共著」など。メルマガ「高野孟のザ・ジャーナル」を配信中。

岸田文雄が「宏池会」の看板を投げ捨てて手にした総理総裁の座

公開日：2021/10/07 06:00　更新日：2021/10/07 14:54

　岸田文雄は確かに総裁選で勝利を得たのだが、そのために彼が、自らが９代目を務める「宏池会」の看板を投げ捨てなければならなかったのは、運命の皮肉というほかない。

　これは、単なる皮肉というよりも、岸田政権が初めから抱え込むことになった深刻な矛盾であり、それが悪い方向に展開する…

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