貴理子救った夫の機転 キーワードは「いつもの私じゃない」
「立って歩いていたけど、ヨロヨロしていた。舌が回っていなくて、目の焦点が合ってなかった。最初、二日酔いだと思ったんですが……」
タレントの磯野貴理子(50)が先月、脳梗塞を発症した時の様子を、24歳年下の夫が2日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)で語った。
夫によれば、貴理子は普段さっさと歩くタイプ。それが、家の中でつまずいたり、フラついたりしていた。「大丈夫?」と聞くと、「体がフラフラして、いつもの私じゃないみたい」と訴えたので、タクシーを使わず救急車を呼んだという。とっさの状況での夫の判断を聞いたベテランの脳神経内科医が言う。
「“つまずく”“フラつく”というのは、脳梗塞の前兆としてよく見られる症状です。思うように手足を動かせないことを“だるい”と表現する人もいます。“ろれつが回らない”“言葉が出てこない”“他人が話す内容を理解できない”“手足に力が入らない”“しびれる”といった症状も典型的な前兆。磯野さんのケースでは、“いつもの私じゃない”という訴えを夫が聞き逃さなかったことが良かったと言っていい。命にかかわったり後遺症が出るリスクを考えても、脳梗塞の治療は早い方がいいのです」
脳梗塞部分の範囲は小さくはなかったが、回復は非常に順調だそうだ。夫の愛情が、貴理子を救ったか。