(6)自分のことができなくなった母、ヘルパーを頑なに拒否する父

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 レビー小体型認知症の診断を受けた母と、公的支援を受けることを頑なに拒む父親を置いて、仕方なく実家から東京に戻ってきた私に3日後に届いたのは、母が熱中症で救急搬送されたという知らせだった。

 倒れている母を発見し、慌てた父がまず行ったことは、近隣に住む母の姉夫婦への電話だった。伯母夫婦が実家に到着したとき、母はまだ板張りの床に倒れたままで、父はただそこでオロオロしていただけだったと聞いた。救急車を呼ぶのは恥だから絶対に嫌だという父を説得して、なんとか乗せていってくれたのだという。

 病院と連絡を取ると、衣類や下着など必要なものを持ってきてほしい、そして入院承諾書を書いてほしいとのこと。これまでの一連の出来事で、父が他の人の手を借りるのを恐ろしいほど嫌がることと、理解能力や判断能力がかなり落ちていることがわかったので、おそらく頼むことは難しいだろう。私はまた誰にも言わず、翌日のフライトを日帰り往復で予約した。

 母は10日以上、もしかしたらそれ以上、風呂にも入らず下着も替えていなかったようだという。3日前の帰省時に、私はそれに気づくことができなかった。

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