兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

公開日: 更新日:

 いつまで余裕をこいていられるだろうか。

 兵庫県の斎藤元彦知事のパワハラ疑惑などを調査する百条委員会が9日、非公開で理事会を開催。25日に斎藤知事への証人尋問を実施する方針を固めた。

 知事選で再選した直後に公職選挙法違反疑惑が噴出したが、斎藤知事は何を聞かれても「違法性はない」の一点張り。ロクに説明しないため、疑惑は全く晴れていないが、本人は乗り切れると思っているようだ。

■SNS更新で余裕しゃくしゃく

 9日はXに「ヴィッセル神戸、J1連覇と2冠達成、おめでとうございます」と、地元サッカーチームの偉業をたたえ、7日は郷土料理「出石そば」に舌鼓を打つ様子を投稿。斎藤知事の言動で世間がザワついているのに、「心静かなひととき」などとノンキに記していた。

 しかし、果たしてこのまま「心静かな日々」を送れるかどうか。「12.25」の百条委はそう簡単には切り抜けられそうにない。

「斎藤知事は11月25日にあった百条委に出頭を求められていましたが、全国知事会への出席を理由に欠席。知事再選直後で調整がつかなかったとの理由で出てきませんでしたが、今回は時間をかけて日程調整した。欠席はあり得ず、再選後初の尋問となります」(県議会関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑