「『方言コスプレ』の時代」田中ゆかり著

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「『方言コスプレ』の時代」田中ゆかり著

「方言コスプレ」とは、自身が生まれ育った土地の方言(生育地方言)とは関わりなく、人々の頭の中のイメージとしての「○○方言」を、その場で演出しようとするキャラクターや雰囲気、内容に合わせて臨時的に「着脱」すること。

 たとえば、「つっこみキャラ」を演出するなら「関西弁」、「男キャラ」なら「九州弁」、そして「純朴キャラ」なら「東北弁」や「北関東弁」と、話し手がその場で繰り出したいキャラクターに当てはまる「方言」をつけたり外したりするようなことだという。

 こうしたホンモノとは別の、「らしさ」を頭の中で共有する方言を「ヴァーチャル方言」と名付け、これらがどのように生まれ広まったのかを解き明かすテキスト。

(岩波書店 1650円)

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