紅白出演をソデにした旧ジャニーズ痛恨の“判断ミス”…NHKに出たい若手タレントが大量退所危機
大みそかに放送される「第75回紅白歌合戦」をめぐって、最終的にNHKに対し三くだり半を突き付ける形になったSTARTO ENTERTAINMENT(旧ジャニーズ=スタート社)が今になって頭を抱えているという。今後しばらくは音楽番組だけでなくドラマや情報番組、バラエティー番組にいたるまで、NHKのコンテンツに出演できる可能性を自ら潰してしまったからだ。
今回、スタート社がNHK紅白の出演を辞退した理由は2つある。民放キー局関係者の話。
「一つは紅白出場歌手発表直前に、NHKスペシャルで、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をダメ押しで検証したこと。もう一つは出演オファーされたグループがSnow Manだけだったことです。社内協議した結果、スケジュール調整とメンバーの意向ということを表向きの理由として断ったともっぱらです」
スタート社の出場固辞に対し、驚きと怒りをあらわにしたのがNHKの紅白担当者や調整に動いた編成関係者だったという。NHK関係者はこう話す。
「そもそもSnow Manだけでも上層部に認めさせることは至難の業だった。事は犯罪史上、世界でも例を見ない悪質な性加害事件です。NHKスペシャルは公共放送としてのみそぎです。それをあれこれ言われる筋合いはないわけですよ」