爆笑問題は「人気は高さではなく長さ」を体現している “全盛期がない”コンビの特異性
最近、爆笑問題というコンビの特異さをよく考える。最初にふたりを知ったきっかけは、「笑いの殿堂」(フジテレビ系。1988~89年)のビデオ作品だった。
親が借りてきたVHSを見たのだが、太田光はどことなく影がある毒舌家、田中裕二は子どもながらに「小さなお兄さん」というくらいの印象しかなかった。
次にふたりを目にしたのは「GAHAHAキング 爆笑王決定戦」(テレビ朝日系。93~94年)。中学生だった筆者は、携帯電話や皮膚移植といった時事ネタから、あらぬ方向へ話を飛躍させていく漫才に何度も腹を抱えて笑った。
ただ、90年代のテレビには、すでに粒揃いのスターがひしめいていた。タモリ、ビートたけし、明石家さんまのBIG3をはじめ、とんねるず、ダウンタウン、ウッチャンナンチャンらも活躍していた。
そんな中、爆笑問題は「タモリのSuperボキャブラ天国」(フジ系。94~96年)の「ザ・ヒットパレード」で再び脚光を浴びた。大勢の若手芸人が言葉遊びやキャラの面白さを競う番組で、爆笑問題は“面白い若手の一組”として知られるようになった。


















