爆笑問題は「人気は高さではなく長さ」を体現している “全盛期がない”コンビの特異性
90年代半ばからは、ナインティナインやロンドンブーツ1号2号も台頭。2014年の「笑っていいとも!グランドフィナーレ」(フジ系)でも、爆笑問題の存在感をどこか小さく感じた。あのとき視線を奪ったのは、とんねるずとダウンタウンの共演だった。
それは、爆笑問題がそれまでのスターとは少し違う道を歩んだからかもしれない。後輩に交じって“ボキャ天”ブームの波に乗った後、ゴールデン帯のコント番組には恵まれず、若手を受け入れるような役回りも多かった。
ところが、今になって振り返ると、その空気感こそが爆笑問題の強みだったように思える。コンビやトリオは、年齢を重ねるにつれて個々の仕事をメインにするケースも多い。そんな中、爆笑問題はコンビでテレビやラジオのレギュラーを持ち、いまだライブで漫才を披露している。とりわけ、TBSラジオ「火曜JUNK 爆笑問題カーボーイ」の面白さは、今がピークとさえ思う。
太田は、芸能界の奇妙な出来事や自身の失敗談、収録現場の休憩中に起きたエピソードなどを、豊富な知識とジョークを交えながら臨場感たっぷりに語る。田中は、後輩芸人を平然と「虫けら」と呼び、たびたびツッコミ間違いを指摘されても、まるで意に介さない。それでいて、そうした振る舞いがなぜかリスナーに愛されている。


















