受動喫煙 多様性と知恵の成熟社会<中>

公開日:

 緊急集会を開いたのは、外食、生活衛生など5つの業界団体。原則建物内禁煙(喫煙室設置可)の厚労省案が法制化されてしまうと、営業に大きな影響が及び、小規模事業者は廃業に追い込まれかねないとの危機感を抱く。東京五輪にかこつけた法規制の動きに団結して声を上げたのである。

「完全禁煙にしようというのが大前提。これはちょっと、無理じゃないかなあと思う」と口火を切ったのは、全国生活衛生同業組合中央会の大森利夫理事長だ。業界としてステッカー貼付、チラシ配布などの受動喫煙防止対策に前向きに取り組んできた経緯に触れた大森氏は、「店が廃業に追い込まれたら1億総活躍社会はできない」と懸念を表明。そのうえで「日本人には知恵と工夫がある。分煙先進国ジャパンをつくっていこう」と呼びかけた。

 日本フードサービス協会の菊地唯夫会長は「公共施設は選択性がないが、飲食店やサービス業は嗜好に合った店を選ぶ選択性がある。公共施設と同質性の高い規制はふさわしくない。多様な施設が存在することが魅力なのに、同質性の高い規制はその魅力を失わせてしまう」と厚労省案に異を唱えたうえで、こう提言した。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    毒づきがアダに…和田アキ子"平成ラスト紅白"落選は当然か

  2. 2

    また仰天答弁…桜田五輪相は地元も見放した“柏の出川哲朗”

  3. 3

    豊洲市場開場から1カ月…腐敗臭に続きの床が「穴」だらけ

  4. 4

    “原爆Tシャツ”波紋のBTS 「紅白落選」の影響と隠れた本音

  5. 5

    BTSと東方神起は紅白落選…TWICEだけが残ったワケ

  6. 6

    宮沢りえホクロ取って正解? 鑑定歴25年の占い師に聞いた

  7. 7

    日米野球で打率4割 SB柳田“33歳でメジャー挑戦”の現実味は

  8. 8

    キムタクと2ショット解禁 コウキ操る静香のシタタカ戦略

  9. 9

    原爆Tシャツ、ナチス帽…「BTS」日本への“本格進出”は白紙

  10. 10

    鼻を突く生臭さ…豊洲市場の内外で漂い始めた「腐敗臭」

もっと見る